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『40歳からの記憶術』(和田秀樹著)

【内容】
40歳代など、ある程度の年齢に差し掛かった時からの記憶に必要とされるものは、方法や考え方を解説した本。


【感想】
この本で特に強調していたのは、以下の2点であると思いました。
①想起力を高める。
・色んな物事を関連付けたり、意味付けしたりすることで、適切に記憶し、想起しやすくする。
②アウトプットを前提とした上での記憶(インプット)を行う。
・人に教えるなり、文章に書くといったアウトプットを前提に記憶する習慣がつくと、自然とそれは想起しやすい、つまり思い出しやすく、使える記憶となる。

学生の頃のように記憶出来なくなったという人がいるが、本当に学生の頃のような勉強の仕方はしていて言っているのか?
著者のそんな問いかけを前提として、確かに記憶力は弱まっているかも知れないが、物事を関連付けたり、意味付けしたりして記憶するのはある程度年齢重ねた方が巧みになっているのではないかといったして指摘もありました。

こういった類いの本は、わりと同じようなことが書かれていることが多く、この本も別に取り立てて突飛なことを言っているわけではないですが…
自身の権限や、医学関連の論文、患者の症例などを交えながらの解説で、とてもわかりやすく、納得感のある本でした。

https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-1122-6

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