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『サマータイムマシーン・ブルース』(邦画)
視聴環境:U-NEXT
【内容】
演劇の脚本を元にした大学を舞台とした低予算のタイムリープもののコメディー映画。
監督: 本広克行
脚本: 上田誠
【感想】
お金を掛けないで、物語を推進させる見せ方としては、ありなのだろうなあとは思いましたが…
そこはかとない内輪受け感というか学生ノリというか、タイムリープ出来るのに、なんか数日タイムしかタイムリープしない…
演劇ならば良いのかも知れないですが、なかなか厳しいなあとも思いました。
調べてみたら、この映画がきっかけで、この作品の原作のヨーロッパ企画の知名度が上がって、売れたのだそうです。
こういうシリアスにならないギャグ路線というのは、意外にない領域だったのかなあと思ったりしました。
上野樹里に似ている子がいるなあと思いながら観ていたら、上野樹里本人の若い頃だったりして、ちょっと驚いたりしました。
というか、その他、ムロツヨシや佐々木蔵之介、真木よう子、瑛太など、後の超売れっ子俳優の若い頃が観れるのも、こうした映画を観る上での楽しみの一つかもと思いました。
登場人物が成長しないし、特別なことが起こっているようでいて、人物の葛藤などをあえて描いていない…
ギャグに関しては、2003年制作ということで20年以上に前の映画なので、細かい小ネタとかノリみたいなもので笑わすタイプのお話なので、今観ると厳しいものがあるかなあとも思いました。
時間が経っても楽しめるといったものを狙おうとすると、それ相応の戦略を練って臨んで、上手くいけば御の字といったものなんだろうなあと思ったりしました。
そもそも、アニメや漫画やライトノベルなどで、タイムリープものが超絶量産される昨今の作品と比べて見劣りしてしまうのは致し方ないかなあとも思いました。
https://eiga.com/movie/41270/