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『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱』(アニメシリーズ 2シーズン)

視聴環境:U-NEXT

※多少ネタバレ(?)します。


【内容】
銀河に進出した未来の人類は、帝政を敷く銀河帝国と共和主義の国の自由惑星同盟に分かれ、150年戦争にあけくれていた。

大軍を率いて銀河規模で戦うという壮大にして王道のスペースオペラ。
下級貴族の出ながら、国の軍を掌握することとなった上級大将ラインハルト・フォン・ローエングラム。
対するは、庶民階級出身の学者志望ながら経済的理由とその才能で青年将校となったヤン・ウェンデー。
対照的な2人の天才が、時代に翻弄されながら、果敢に運命を切り開いていく。

2018年から始まったアニメシリーズの第2シーズン作品。


【感想】
第2シーズンでは、より2人の主人公のキャラクターの個性が対照的に描かれており、それが物語にも反映されていて、面白いなあと…
SF小説などを読み始めた中高校生の頃は、『銀河英雄伝説』なんて馬鹿みないな直球のタイトルに、勝手に『スターウォーズ』のバッタもんみたいな印象を抱いて読んでこなかったのですが…
今までちゃんと触れてこなかったのが、もったいなかったと感じました。

共和性の政府を倒してクーデターで成立した政権は、なぜダメなのか?
論理だって説得力あるかたちで理路整然と語っていたりするシーンなどもあり、ある種教育的(?)とのいえるような娯楽作品だと感じました。
一部にこの『銀河帝国伝説』を生き方の教科書的に読んでいた人たちがいると話を聞いていましたが、それも理解出来る内容だと感じました。

あと、負けるとわかると自決したり出てくる軍人とか、場の空気だけで無茶な作戦を強行するとか、なんだか行動が日本人ぽいなあと…

極端に利己主義な人間や極端な理想主義を持った人たちは、夢半ばで死んでいく…
基本的には因果応報的な展開だったりする要素も強いながらも、よく考えられており、エンタメ作品でした。

【追記】
SF小説『三体Ⅱ』を読んでいたら、『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンディーの言葉が引用されていました。
銀英伝って、実はアジア圏では結構読まれていたりするんですかね…

https://gineiden-anime.com/ondemand

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