私たちは猫でした(極論)
展覧会へ行くと、必ずと言っていいほど映像作品の周りには人だかりが出来ている。どうして他よりそこだけ混むのか。みんな動くものがひたすらに気になる猫にでもなってしまったのか。
同じような現象は他にも存在する。
例えば、道を歩いている時ふと「人流に流されてしまった」と言うことはないだろうか。「あ違う違うこっちだった」って感じに。自分の目は目的地を示すサインへしっかり向いているのに、なぜか(脳死状態で)人流という流れに身を委ねてしまう。誰かが先導してくれると言う安心感に惑わされてい