神保町・喫茶ソウセキ 文豪カレーの謎解きレシピ を読んで
積読していた本をやっと読みましたので
その感想を。
読んだ本:神保町・喫茶ソウセキ 文豪カレーの謎解きレシピ (宝島社文庫)
著 柳瀬 みちる
その名の通り、東京の古書街、神保町を舞台とした日常ミステリー。
神保町は私にとっても大好きな街なので読んでて楽しかったです。
ただ、街の描写はほとんど出てきません。
神保町=本屋街兼カレー街なので、その要素をふんだんに使った話になっています。
やっと自分の店を持った千晴だか、オーナーの条件として「カレーを必ず出すこと」であった。
メニューに夏目漱石をイメージしたソウセキカレーを出していたのだか、一向に客は来ず、ある1人の男性にカレーをダメ出しされてしまった。その男性は実は一時話題となった有名作家で、、、
千晴と有名作家である葉山が文豪カレーの新作レシピを作る、という条件で協力し、困ったことを解決していくような内容。
まだ残されている謎がいくつかあるので、
人気になれば続編が出るのでは、、、と期待しています。
有名文豪(夏目漱石、正岡子規等)のエピソードがいくつか紹介されているので、
その作者の著書を読んでいなくても豆知識が得られるし、内容もざっくり知ることができます。
あの時代ってほんとに作家って変わった人が多いんだなあ、というエピソードが多いですが、現代も同じなんでしょうか。
個人的には千晴の作る、文豪カレーが毎回美味しそうでわくわくしました。
今年は神保町で行われる神田カレーグランプリ(出店が出店するもの)無事行われるといいなあ、、、
開催されていた一昨年まで、楽しみで毎年行っていたので、、、