077.なぜ、テニスゼロの考え方は広まらないの? W.Y.さん
※テニスゼロより一言コメント
▶私も体感値として「天動説」だから……
こちらでご紹介したとおり世界最高峰の舞台では、「ダブルスの前衛は後ろを振り返らないで前を見ておけ!」の常識的なテニス指導によるアドバイスは、完全に無視されているのです!
さてテニスゼロはなぜ広まらないのか?
こちらで取り上げたとおり、まさに「天動説」と「地動説」ですからね。
今は常識的なフォーム指導の「天動説」が信じられている以上、「地動説」を唱えようとするテニスゼロは、どうしても訴求力が弱いです。
私自身いまだに、太陽や星々が動いている「天動説」だと、体感値として錯覚しがちですが、しかし現実はそうではない。
私が言っている内容が、伊達や酔狂なのでしょうか?(関連記事「『みんなやってる』みんなって、だれ?」)
実際にはこの足元の地上が動いていたと言われても、それはなかなか信じてもらえません。
▶アドバイスをもらってありがたいはずなのに……
さて常識的なテニス指導につきまして、それに取り組み、フォームを矯正すればテニスが上手くなると信じていたというのに、まさかボールへの集中の妨げになりかねず、むしろ「下手になる」危険性さ孕んでいるとは!?
「ヒザを曲げましょう」「横を向きましょう」「両手打ちバックハンドは腕で五角形を作りましょう」などなど、「たくさんのアドバイスをもらってありがたい」と思っていたのだけれど、それらが多ければ多いほど、自分の体はがんじがらめになります。
頭が体に「こういう形を作りなさい」と命令するわけですから、体は自由に動けません(関連記事「だからプレーは萎縮する」)。
しかもその間、五感が担うボールに対する感受性は遮断されています。
これがテニスをどれだけ難しくしていることか!?
▶自分の心身で確かめてみるのがいちばん早い
もちろんフォーム指導、フォーム矯正でテニスが上達できる人はそれでいいと思います。
また私が知らないだけで、有効なフォーム指導、フォーム矯正もあるのかもしれません。
だけどそれで思うようにいかず、苦しんでいるプレーヤーさんにとって、テニスゼロは参考にしていただけると思います。
ちなみに、「本当に効果のあるテニス上達法」(の見極め方)はこちら。
自分の心身で実際に確かめてみて、結果が出ているか否か、です。
どんなに合理的・科学的に思える指導であっても、上達できていないのだとしたらそれは、無効。