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質問083:速いボールに上手く対応するための解決策を
ご回答ありがとうございました。
(注 質問081に関して)
要はスピンにしろスライスにしろ自分にあった運動連鎖によって打ててるんであればそれが答えという事でいいですかね?
自分の場合、スピンに限っては意図的にトス位置を変えているので、
> 「肩を回旋させて、キックサーブを打とうとする」
たぶんこの意識になっているかと思います。
では、話は変わりますが、今度はバックハンドスライスについていいでしょうか?
ショートラリーの時は球が速くないので難なく返せますが、ボレー&ストロークで自分がストロークの場合、どうもうまく返せません。
具体的には当たりが弱いのか伸びがないのです。
意識としては必ず横の姿勢を作り、テイクバックは高めにとり、面をほぼ垂直に保った状態でグリップエンドから落とすイメージでやっております。
でもボレストでは相手のボレーのスピードもあるためなのか、どうも差し込まれぎみになってしまうのです。
何が原因でしょうか?解決策をお願いします。
回答
▶そのテニス、ストレスフルですよね?
自分に合った運動連鎖というよりも、何も考えずに打てているのであれば、「それでいい」のです。
今回のご質問内容とも関連しますので、ご説明させていただきます。
ボレストはテンポが速くなるので、スイングが比較的大きくなるストローク側は時間の余裕が奪われるというのは、ご指摘のとおりです。
ですから、ショートラリーなら上手く返せるのに、ボレストのストロークでは対応に窮するというのも、うなずけます。
ただし、「どうも上手く返せない」のには、決定的な原因があります。
皮肉にも「必ず姿勢を横にする」「テイクバックは高めに取る」「面をほぼ垂直にする」「グリップエンドから落とす」などと頭のなかで考えるのが、反応を遅らせる原因。
だからといって、反応が遅れないようにと「意識」すると、今度は打ち急いで、特にスライスだと浮かせたりするスッポ抜けが多くなるでしょう。
相手とやり取りするテンポが上がってくると、フォームを意識しながらだとタイミングよくボールを打てないのは当然で、ひどく「ストレスフルなテニス」になるはずです。
▶それは単なる「後づけ説明」
また、「当たりが弱くて伸びない」というのも、打球タイミングが合っていないのが原因。
そして打球タイミングが合わない原因は皮肉にも、「必ず姿勢を横にする」「テイクバックは高めに取る」「面をほぼ垂直にする」「グリップエンドから落とす」等、こういったフォームについて気にしてしまうことにあるのです。
このようにボールが浮いてしまう場合、常識的なテニス指導では「インパクトでラケット面が上を向きすぎている」などと、お決まりのように指摘されます。
なおかつ「だからラケット面をもう少し伏せなさい」などというアドバイスも散見されます。
断言しますけれども、まったく役に立ちません。
ラケット面の角度も広義の「フォーム」です。
それは見た目に現れる表面的な現象について、「ああなっている」「こうなっている」と「後づけ説明」しているにすぎないのですね。
だから確かに「そうなっている」のだけれど、「意識」すると、サーブで肩の回旋を意識したのがかえって上手くいかなかったのと同様に、逆効果です。
▶「ラケット面の向きを維持しましょう」の無意味
ではラケット面がインパクトで上を向きすぎる原因は、一体何でしょう?
やはり、「打球タイミング」がズレているのです。
「形」ではなく、「時間」の問題です。
ラケット面の向きはワンスイングをとおして、刻一刻と変化しています。
人体の関節の構造上、自然に振ればラケット面の向きは必ず変わります。
ですから、常識的なテニス指導による「ラケット面の向きを維持する」などというお決まりのアドバイスも、役に立ちません。
上手く打つには、ワンスイングを通じて刻一刻と変化するラケット面の向きが、浮かないスライスを飛ばす角度になった「打球タイミング」で捉えるのです。
▶「ここだ!」と感じる瞬間で打てばいいだけ
では、「そうなる打球タイミングはいつか?」と、お考えになるかもしれません。
それはご自身が「ここだ!」と感じる瞬間です。
「ここだ!」と感じる瞬間と、打球タイミングとが合っていれば、イメージどおりのショットが打てるのです。
▶「ここだ!」のベストタイミングを感じるには、ボールに集中すればいい
では「どうすれば『ここだ!』は感じ取れるのか?」と、お考えになるかもしれません。
それは、「ボールに集中する」ことです。
飛んでくるボールの回転や、フェルトの毛羽が見えるくらい集中すると、「ここだ!」が、ありありと感じられるようになるのです。
▶では、ボールに集中するには?
では「ボールに集中するにはどうすればいいか?」と、お考えになるかもしれません。
そのためには「必ず姿勢を横にする」「テイクバックは高めに取る」「面をほぼ垂直にする」「グリップエンドから落とす」などと、考えないことなのです。
ただし注意点として、「ボールを見ることに集中」するのではありませんよ。
それは見ようと「意識」するので、「集中」ではない。
ボールそのものに集中するのです。
どうすればいいかの「具体的な解説」は、こちらに記しています。
▶「パーン!」「パーン!」と快音が響き渡る!
ラケット面の向きは、自然に振ればワンスイングのなかで刻一刻と変化すると、先述しました。
もしラケット面の向きを一定に保ったままスイングしようとするものなら、それこそよっぽど「意識」しないことにはできない運動となり、「強烈な不自然さ」を強いられます。
「布団たたき」を、想像してごらんなさい。
叩く面の角度を一定に保ったまま押すようにスイングする不自然さ。
まともに布団をたたけず、それはもはや「スイングとすら言えない」のです。
毎回「ここだ!」と感じるタイミングで、布団をヒットしてみてください。
「パーン!」「パーン!」と快音が響き渡るはずです。
▶おまけ……「平床寝台」効果
ちなみに私は布団ではなく床に寝ることを、念のため付言しておきます。
お陰様でこちらで述べていとおり、アラフィフにありがちな腰痛や肩こりなどとも、一切無縁です。
「平床寝台」効果。
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