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質問149:ミスするかも〜とかよぎるので今一、打てるイメージが湧かない

こんにちは(^^)
いつもお世話になります。おかげ様で、フォーム改造に関するストレスが解消され、有り難いです〓
質問があるのですが、よろしくお願いします。

①自分がミスさせられ易いショットに〓左利きの人のサービス〓(左利きに限らず)スライス(ボレー含む)いかにもミスを誘う感じのボールです。回転は見えるのですが、、。苦手意識が結構あり、ミスするかも〜とかよぎるので今一、打てるイメージが湧きません。

②ダブルスで、この前ゲーム練習したのですが相手が見えなさすぎるのもまずいですか?中心視野はボールで、周辺視野にぼんやり捉えるのでしょうか?結果的には集中出来ていて、相手が見えているかのような感じには出来たのですが。

③今度シングルスの試合があるのですが、テキストの要点をメモしたのを試合中見るのは良いことですか?正直、三冊分の知識でまだ覚えてないのもあるのですが。すみません沢山、もう少し身につけてからにしようとしたのですが、よろしくお願いします<(_ _)>

回答


▶ラファが右ならどれほど楽か


①につきまして。

「ナダルが右ならどれほど楽か」というようなことを、フェデラーは言ったことがあるそうなのですが、やっぱりレフティのボールというのは、単純に経験できる絶対数が少ないために、不慣れで、対応しにくい難しさがあります。
 
そういう意味では、レフティも対レフティを苦手としがちでしょう。
 
さて一口にレフティといっても、一人ひとりの弾道や回転は千差万別。
 
特にサーブは、横に弾道が曲がるため、右とは変化が逆になるという点でやっかいです
 

▶打たずに見送り、弾道を見切る

 
対応するためには、対戦相手のサーブ練習をレシーバーとして受けるときに、打たずに見送るというのが得策です。
 
打ちながら、変化を見切るのは大変ですが、見送れば、労力を「見ること」により多く割り当てられるので、それが「簡単にできる」のです。
 
また、2バウンド目をよくご確認ください
 
それにより、どの程度弾むのか、どの程度曲がるのかの傾向が分かります。
 
すると、おのずとリターンの立ち位置も合わせられます。
 
ありがちなのは、ボールではなくラインを基準に、「ベースラインとシングルスサイドラインの交わる付近」などとリターンのポジションを決めてしまうこと。
 
これでは、ボールへの対応力は落ちてしまうので危険です。
 

▶何とかしようとしない


対スライスについても同様です。
 
スライスと一口に言っても、対戦相手によって滑るスライス、止まるスライスと、傾向の違いがあります。
 
見送ることが難しくても、上手く打ち返そうなどとは考えず、弾道を見切ることに集中してください。
 
そうすれば、上手く打とうとはしなくても、対応できるように体は適応してくれます
 
上手く打てないショットがあるときほど、「何とかしよう」「何か工夫しよう」と考えがちですが、何とかしようと考えることが多くなるほど、迷いや焦りが生じて、まとまらなくなります。
 
逆に考え事をせずに、ボールに集中。
 
そのときに、体がどのような対応をするのか、引き出される反応を待つという姿勢が望ましいのです。
 

▶ボールは中心視野、相手は周辺視野


②につきまして。
 
問題ありません。

というよりも、大正解です!
 
ボールは中心視野で見て、対戦相手は周辺視野で感じられればOK。

結果的には集中出来ていて、相手が見えているかのような感じには出来た

上記の見方は、まさに理想的です。
 

▶相手コートがまったく見えないときの対応


だけど、たとえばロブ処理などで目線が高い位置にあり、ボールだけを見ていると相手コートがまったく感じられないようなときは、どうするか。
 
このような場合は、対戦相手の居場所に関わりなく有効となるネット際に沈むボールを使うのが得策です。
 
あるいは、無理せずロブ返しで様子を見るのもよいかもしれません。
 

▶要点の「箇条書き」

 
③につきまして。

要点をメモしてご覧になることは、試合のルール上問題なければよいと思います(携帯などのデバイスツールは、メールによる第三者のアドバイス等が疑われるため、プレーヤーは試合中、コート上で使用できません)。
 
ただ、一般の試合はチェンジエンドの時間が短いため、長いメモだと読み切れないかもしれません。
 
本当に大切だとご自身が実感されるポイントをまとめた箇条書き程度のものをご用意いただくのがよいのではないでしょうか
 

▶宇都出雅巳さんご自身が「音声倍速学習」に着手!


下記の関連記事でも述べているとおり、テキストは何度も「繰り返し」読む反復により、理解が深まり、定着します(関連記事「『あらゆる物事の上達法』がある」)。 

『テニス上達メモ』なども、一度読んだだけでは、ほとんど記憶に残らないと思います。

読書というのは、「そういうもの」です。
 
速く読むから、繰り返せる。繰り返せるから、記憶に残る。記憶に残る(情報のストックが増える)から、さらに速く読める」という、世界最高レベルの学習方法にとって基礎となる原理原則は忘れたくないものです。
 
※そういえば2024年10月現在、毎日配信されている宇都出雅巳さんのメルマガによると、何と「音声倍速学習」によるKTKをご自身が実践中の話題が数多
 
私が『『きみのお金は誰のためーボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」』(田内学著・東洋経済新報社刊)』で試したオーディブルによる3倍速の試みは、間違いではなかったと自信を持って顧みます!(関連記事「能力の差なんて、ない」)。
 

▶フォームの意識は、手足に重石をつけるようなもの


ご質問はいつでもお受けしています。
 
「しっかり読んでからにしてください」とは、絶対に申しませんから(笑)。
 
フォーム改造のストレスから解放されたのは何より。
 
フォームを意識しながらプレーするというのは、まるで手足に重石をつけてテニスするようなものですから。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero