高校野球の青春は永遠だ!慶応VS土浦日大の時を超える運命に幼き記憶が蘇る!
私は高校野球が大好きだ。
そして、今年の高校野球も大詰めだ。
明日、決勝で慶応と仙台育英が対戦する。
107年ぶりの慶応の優勝か。
王者・仙台育英の二連覇か。
どちらにしても楽しみだ。
私は仕事のため、リアルタイムで見れないのが残念だ。
でも、今年の夏、私は準決勝までたっぷり高校野球を楽しんだ。
特に、共に準決勝に進んだ慶応と土浦日大のお陰で。
私は慶応は大学から入ったので、塾高出身ではないが、
それでも100年以上ぶりの快進撃に心が高鳴った。
あの清原Jr.のベンチ入りをしていて、他もスター性のある選手がずらり。
アルプスの大応援団の迫力は圧巻!
甲子園の現場では更に凄まじい迫力があるのだろう。
私の大学の同期の友人も甲子園に行っていて、TVに映っていた 笑
そして、慶応の選手は皆サラサラヘアーでイケメン揃い。
特に先頭バッターの丸田選手は攻走守揃って、出塁は5割を超える。
でも、びっくりするくらい色白イケメンで慶応のプリンスと呼ばれる。
そんなスター軍団の慶応が準決勝で当たったのは土浦日大。
そして、実は私が心の中で応援していたのは土浦日大の方だった。
なぜか。
それは私が茨城県出身でもあることもあるが、
家族が一時期在籍していたこともあるが、
それ以上に、彼らは、私のある遠い昔の記憶を蘇らせたのだ。
1984年、清原・桑田のKKコンビを擁したPL学園を決勝で破り、
奇跡の全国優勝を果たした取手二高。
木内マジックとも呼ばれた木内監督の采配の元、茨城の雑草軍団ののびのび野球が圧倒的な優勝候補のPL学園を破ったのだ。
そして、何とその優勝メンバーの3塁手が、土浦日大の監督。
小菅監督である。
私は39年前。野球好きの小学生だった。
そして、取手二から徒歩10分ほど、取手市で生まれ、住んでいた。
あのPL学園との決勝は、生で見ていた。
それどころか地方予選の快進撃から私はスコアを全試合つけていた。
そして、決勝はあまりの白熱した試合展開に、ドキドキし過ぎて
おしっこを漏らしそうになったり、PL学園が9回裏に同点に追いついた時にはサヨナラになりそうで、私は思わず怖くてテレビを消した 笑
そして、母親の部屋に行って、もう一度、テレビを付けたら、9回裏を凌いで10回の表、奇跡の3ランホームランを目撃したのだ。
今でも、あの時の奮えを覚えている。
近所の学校の選手たちが、あのKKコンビのPL学園を倒した。。
その中心選手が土浦日大の小菅監督なのだ。
そう、小菅監督は、私にとって、高校野球の奇跡そのものなのだ。
土浦日大には決してスター選手のような華やかな存在はいない。
でもエースの藤本選手のここぞという時にマウンド度胸と冴えた投球。
そして、主将の塚原選手は、茨城大会準決勝で頭部に死球を受け、救急搬送され、決勝に出れなかったが、甲子園に来て大活躍で全身溢れる気合いが素晴らしい。
そして、後半にビッグイニングを何度も起こす繋がったら止まらない攻撃力。
そんな勝ち上がることに強くなり、観れば見るほど、魅力を増していった土浦日大。
ただそれ以上に、小菅監督という存在が私の心の奥底を揺さぶらせた。
3バントスクイズや意表を突く走塁など、あの木内マジックを彷彿とさせる、まさに小菅マジックもワクワクさせてくれた。
そんな土浦日大がスター軍団・慶応と準決勝で対決する。
しかもその慶応には、あの39年前のちょうど同じ8月21日に取手二が倒したPLの清原の次男がいる。
なんという偶然!
なんという運命!
昨日の試合も、あの清原も球場で観ていたが、39年前の8月21日に、取手二に敗れた、その時の選手の小菅監督と息子が戦うことを、運命と評していた。ちなみにPL学園は翌年の同じ日に宇部商に勝って全国優勝を果たす。
取手二ーPL学園ー清原ー慶応ー土浦日大。
一本にピーンと繋がった高校野球の歴史の懐の深さ。
そして、その試合、2-0で慶応が勝った。
土浦日大も本当に素晴らしかった。
ヒリヒリとした緊張感のある好ゲームだった。
しかし、慶応の二年生投手・小宅選手が完ぺきだった。
今日、土浦日大の選手たち、は地元茨城県土浦市に帰ってくる。
茨城県としてはまさに20年ぶりのベスト4。
そして、20年前は常総学院を擁した木内監督が優勝。
茨城では木内監督以外誰も、ベスト4になったことがなかったが、
その愛弟子の小菅監督が今回、20年ぶりのベスト4。
胸を張って、帰ってきてほしい。
君たちは、まさに茨城県高校野球の奇跡を継承し、
そして、新たな歴史を作ったのだから。
いやぁ、いいものを見せてもらいました。
明日はまさに横綱同志の闘い。
慶応対仙台育英。
センバツでも戦ったが、その時は慶応はサヨナラ負けを喫していて
打倒・仙台育英でここまで勝ち上がってきた。
エンジョイベースボールをモットーにした森林監督の眼差しも鋭い。
最高の舞台は整った。
そしてどちらが勝手も最高のドラマが待っている。
慶応も仙台育英も頑張れ!
なぜ、今年は例年以上に高校野球が熱かったのか。
それは、久しぶりに声出し解禁で
アルプススタンドからの熱気も加わったからだと思う。
その熱気と選手たちの本気が混然一体となり、
何度も奇跡の瞬間を魅せてくれる。
そして、明日で最終日を迎えるが、
高校野球の青春に終わりはない。
私たちが生きている限り、
何度でも何度でも
最高のドラマを魅せてくれるだろう。
私と地元茨城県との繋がりのように
47都道府県すべての人が感情移入できる甲子園の夏。
私は、これからも一生楽しみたいと思っている。
そう、もう一度言おう。