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学校に来るだけが人生ではない

文部科学省の発表によれば、2022年度に30日以上欠席した不登校の児童生徒は34万6482人で、前年から15%増加し過去最多となった。小学生は13万人、中学生は21万人、高校生も増加し6万8770人に達している。不登校の主な原因には「学校生活への無気力」「不安・抑うつ」「生活リズムの不調」が含まれる。また、いじめの認知件数は73万件を超え、前年度より5万件増加した。重大事態としての認定件数も増加し、4割近くは学校側がいじめと認識できていなかった。自殺者数も過去3番目に多い397人に上った。

文科省は不登校の増加には保護者の意識変化があるとし、いじめの早期発見や対応が必要と述べている。専門家の高橋知己氏は、不登校に対する認識が変わりつつあるとし、フリースクールやオンライン授業が選択肢として認知され始めたことを指摘した。また、不登校児の学びの場の整備や経済的支援が求められると述べている。

ChatGPT作成

続いて、こんな記事もあったので、読んでみました。

今年度、通信制高校に通う生徒は29万118人で、10年前の1.7倍に増加している。学校数も303校と増え、特に私立校の設置が相次いでいる。通信制はもともと「勤労青年」の学びの場として始まり、現在もNHKの放送教材を利用し、自宅学習やスクーリングで単位を取得する形式が多いが、不登校の生徒が増加する中で通信制がその受け皿になっている。

通信制の特徴として、登校日数が選べる「通学型」が普及し、自由な時間割で学習を進められる点がある。例えば、進路に合わせたコースや習熟度別の授業があり、生徒は自分のペースで学びやすい環境が提供されている。中には東大を目指す生徒や、将来教師を目指すために通信制を選んだ生徒もいる。

一方、教育の質や進路未定者の多さなど課題も多い。文科省や議員連盟は通信制の改善に向けた取り組みを進めており、全日制と通信制の垣根も低くなっている。通信制の多様性と柔軟さは今後さらに重要性を増すと期待されている。

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