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モチモチの木 第4時

はじめに

本日は「モチモチの木」の第4時を行いました。
本記事もよろしくお願いします。

授業の実際

モチモチの木 第4時

導入部

まずは、お決まりの導入の問いです。

「前回は何をやって何が分かった?」
子「豆太は昼間はやんちゃだけど、夜はおくびょうということが分かりました。教科書○ページの○行目からそう思いました。」

子どもはしっかりと教科書の根拠にした部分を示していました。とても大事なことですね。

前回の記事でもお伝えしましたが、何を根拠に?が大切です。

第2時と同様「豆太」=おくびょう 「じさま」=やさしい でスタートしました。

読み取り部

本時で読み取る場面「霜月二十日のばん」の場面では「豆太」に注目されています。また、山の神様の祭りという「モチモチの木」にとって大事なワードも出てきます。
なので、本時で読み取っていくことは2つです。
1、「山の神様の祭り」はどんな祭り?
2、「豆太」の会話や行動はどれ?
です。

今日の音読の際の指示は以下の通りです。
「山の神様の祭りがどんな祭りか分かるところには黒線、豆太の会話や行動が分かるところには赤線を引きながら読みましょう。読み終わったら、山の神様の祭りがどんな祭りなのかノートに箇条書きで書きましょう。」
前時の3つの線引きをクリアしている子どもたちならお茶の子さいさいです。

本題とはそれますが、ノートにまとめるときの指示では、「文章で」「箇条書きで」「表で」など指示することが多くあります。何も言わずに子どもたちのまとめたいようにまとめるのが一番ですが、今回は祭りの説明が複数あり、また、短くまとめてほしかったので「箇条書きで」という指示にしました。文を書く力を付けたければ、「文章で」と指示すればいいと思います。要は
そこに意図はあるんか?
ということです。意図があればOKだと思います。

本題に戻りまして、子どもたちは慣れたもので、教科書にどんどん線を引き、山の神様の祭りを箇条書きでまとめていきました。(参照:板書)

続きまして、「豆太」に関してです。
子どもたちは本時の読み取りで豆太への印象を少し変えていました。
「豆太」はただおくびょうというわけではなく勇気がないだけなのではないか。と。
自分の考えが書き終わった子から離席しての交流に向かいます。
(私の学級では離席交流をありにしています。)
お互いにどこから読み取って、どう考えたのかを交流していました。

その後全体での確認です。
(交流をやめるときはキリのいいタイミングでと伝えています。交流が終わるまでは交流し、自席に戻ります。)
板書にも書いてある通りですが、子どもたちは「豆太」の会話の表現にも少しずつ着目して生きています。
「それじゃぁ、あらは、とってもだめだ。」
「ーそれじゃぁ、あらは、とってもだめだ。ー」
この棒線(正しい名前はわかりません。ごめんなさい。)があることで、「豆太」は自分のことをダメだと思っていると想像する児童も出てきました。
子どもたちの本時の「霜月二十日のばん」を読んでみて、「豆太」の印象が
おくびょう だけ ⇒ 勇気がない+自分に自信がない(おくびょう)
というように、ただおくびょうだけではないと変化していました。

おわりに

明日はいよいよ「モチモチの木」の山場を迎えます。
子どもたちがどう読み取り、どう考えるのかがとても楽しみです。

今日も読んでくださった方ありがとうございました。
また、よろしくお願いします。

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