岡田 健二郎

【広島 老舗旅館 庭園の宿 石亭】ソムリエ・唎酒師・調理師・接客『こだわりを見える化』

岡田 健二郎

【広島 老舗旅館 庭園の宿 石亭】ソムリエ・唎酒師・調理師・接客『こだわりを見える化』

最近の記事

毛蟹と蕃茄蕎麦【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

【料理】8月 懐石のテーマ  「夏日清風」  夏の暑い日に少しでも涼しく  気分良く食事を楽しんで頂きたい  という想いです 

¥300
    • 冬瓜すり流し【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

      【料理】8月 懐石のテーマ  「夏日清風」  夏の暑い日に少しでも涼しく  気分良く食事を楽しんで頂きたい  という想いです  ⚫︎吸物 コンセプトは「夏の川」です 旬である川の鰻、早松茸 そして、冬瓜は夏の淡い川の色合いを 岩子豆腐は川の中の岩苔を 見立てています このお椀一つで 細かい味や香りの変化を楽しんで 頂きたいというのが料理長の想いです 4段階の構成になっています ④天に   葱と木の芽 ③上段   鰻と早松茸 ②下段   岩苔豆腐 ①吸地   

      • 7月八寸【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

        【料理】7月 懐石のテーマ  「夏日清風」  夏の暑い日に少しでも涼しく  気分良く食事を楽しんで頂きたい  という想いです  ⚫︎八寸  灯籠流しを見立て、火を灯し  平和のシンボルである折り鶴を添えて  ヒロシマに生まれた私達なりの  平和への想いが込められています  

        ¥300
        • 茂魚若狭焼【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

          【料理】7月 懐石のテーマ    [星に願いを]   七夕のはじまりは中国です   物語を少しずつ変化させながら   日本に定着したのは江戸時代でした   神を迎える為に   家の屋根に竹を立てて   文芸上達を願い詩歌を短冊に    書き飾ったのが現在のカタチに     なったとされています   七夕に食べる縁起物として   素麺、オクラ、茄子、胡瓜を食べ   無病息災を祈りつつ穢れを祓い   盆へ向け準備する事柄です ⚫︎焼物 ・茂魚若狭焼  ・北広島産鹿ロー

          梅鱧清風流し【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

          【料理】 7月 懐石のテーマ    [星に願いを]   七夕のはじまりは中国です   物語を少しずつ変化させながら   日本に定着したのは江戸時代でした   神を迎える為に   家の屋根に竹を立てて   文芸上達を願い詩歌を短冊に    書き飾ったのが現在のカタチに     なったとされています   七夕に食べる縁起物として   素麺、オクラ、茄子、胡瓜を食べ   無病息災を祈りつつ穢れを祓い   盆へ向け準備する事柄です ・吸物  夏のはじまりと七夕に  そうめ

          梅鱧清風流し【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

          和食のペアリングで最も難しく重要な造里について

          【料理】【ワイン】【ペアリング】 3点に分けてこだわりを解説します 【料理】 ⚫︎造里    車海老  鰆  虎魚  縞鯵  剣先烏賊  瀬戸内のモノを使用しています  内容はその日の仕入れによって  変更しています 【ワイン】【ペアリング】 様々なタイプのワインを  大きく3段階に分けて試しました!   1️⃣まず、最初に試したのは   造り全体を考えて合うワインを   探しました     イメージしやすかったのが   シャブリです   海の旨味が感じられやすいの

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          鼈と夏野菜 【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

          【料理】テーマは 【花鳥月露ノ雨】 ・箸休  鼈と夏野菜 時期は夏の入り口 滋養強壮の効果が高いスッポンを使用 スッポン特有の香りと複雑な味わいに フカヒレを煮出した濃厚な出汁を合わせ お互いを際立たせることで 想像できないほどに引き立て合う どちらもコラーゲンが豊富でゼラチン質 重なり合うように味がまとまる そこに 相性のいい夏野菜 茄子、オクラ、人参、ビーツ、枝豆 ズッキーニ、占地など 揚げて炊いたものや、焼いたもの 浸しにしたもの それぞれの夏野菜の良さを

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          杏子寄せ 【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

          【料理】 6月 懐石料理のテーマ 『花鳥月露ノ雨』 今回紹介する一品は ⚫︎甘味  杏子寄せ 梅雨の終わりをつげる 涼しげでさっぱりとした仕上がり ラズベリーや杏子の酸味とアーモンドの甘み バランスのとれた甘酸っぱさ 旬で今おいしい桃のジュレで全体を 包み込み、柔らかで優しい味わいに 土台にはピスタチオのスポンジと アーモンドチョコサブレをひいて 食感でも楽しんで頂けます 上の飾りにはホワイトチョコを使い 梅雨と夏が織りなす青緑のコントラスト 美しいです!

          杏子寄せ 【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

          新蓮根饅頭 養老仕立  【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

          【料理】 料理長より 6月 懐石料理のテーマ 『花鳥月露ノ雨』  本当に美しい自然という意味  雨音も虫の音も、この時期に咲く花や  植物全てが梅雨の風情であり、この  素敵な雨の時期を表現しています  石亭の庭園を愛で雨すら楽しんで頂きたい ⚫︎吸物 暦は夏にさしかかっています 新蓮根饅頭の中には地元の渡り蟹が 入っております 長芋のとろみが鰹出しの旨味を高め 白木耳や牛蒡、鶯菜や三つ葉などの 野菜が優しく包み込んでくれています 山葵が少し入ることで全体がしまり

          新蓮根饅頭 養老仕立  【料理】【ワイン】【ペアリング】3点に分けてこだわりを解説します

          天蕪すり流し 初雪見立 【料理】【ワイン】【ペアリング】3点についてこだわりを解説します

          【料理】 12月 懐石のテーマ  「初雪ノ候」  12月の季語  冬の雪の情景をイメージしています ⚫︎吸物  天蕪すり流しは  初雪を見立てています  鰹出しと蕪の相性は  抜群に良いです  ただ  鰹出しに蕪をいれて煮たてて  アクをとばす際に  煮立てすぎると鰹の香り旨味が  飛んでしまいますので  絶妙なバランスで煮る事が  とても難しく、大事なポイントとなります  この椀種の構成が素晴らしく  吸物に  鱗のパリパリ感と身のホクホク感  最も食感が

          天蕪すり流し 初雪見立 【料理】【ワイン】【ペアリング】3点についてこだわりを解説します