【山の心得】~バランス?編~
こんにちは!!みーちゃんです!
本日は5月29日です。
連日の大雨が去って北海道以外は天気が回復する様です。
待ちに待った山日和、と言う事で山に行っている方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。!
ただ、風がかなり強い様なので、山日和とは少し言い難いかもしれませんね・・・
僕は次回の山選定に困っている状況です。。。
YAMAPで記念すべき?500座目はどうしようかと・・・
現在497座なので残り3座・・・悩みますね。
宜しければプロフィール覗いてみて下さい!
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【山の心得⑤】~バランス?編~
ということで第5弾の記事を書いていこうと思います。
「あなたは山を歩いている時、足のバランスをとっていますか!?」
と聞かれてもピンとこない方が多いと思います。
山を歩いていて足を痛めたことがありますか?
と聞かれたら大体の人が「ある」とお答えするのでは無いでしょうか。
「足を痛める」と言っても色々パターンがあるかと思います。
・木につまづいてすねを打った。
・岩で滑って太ももを強打した。
・長距離歩いて足の筋を痛めた。
などなど・・・
今回のメインテーマは
「歩くとき、足左右のバランスをとっていますか?」
ということを記事にしたいと思います。
気にされている方もそうでない方もいるかと思います。
歩行の際、両足のバランスを取ることはとても重要になります。
凡例を上げます。
ギクッと来る方もいるのではないでしょうか。
・段差を登る際(特に一定の幅になっている段差など)、無意識のうちに右足(または左足)から常に段差を登るようになっていませんか?
→右足の太ももに常に負荷がかかってしまいますので右足太ももの筋肉がとても傷めやすく、つりやすくなります。
・下りの際、左足(または右足)から常に段差を下るようになっていませんか?
→左足の膝に負荷がかかるので左足の膝を痛めやすくなります。(特に膝を壊してしまうと、一生負傷を抱えて行かなければならない場合もあります)
このような怪我や事故を防ぐために、負荷を片方にかけ続けない試み、両足のバランスを意識して歩く必要があります。
他にも理由は色々ありますのでまとめてみました。
両足のバランスを取るべき理由
1. 怪我の予防
上記でも記載しましたが、不均等な足の使い方やバランスの悪さは膝や足首・筋肉などに過度な負担をかけ、捻挫や筋肉の炎症などの怪我につながることがあります。左右のバランスを保つことで、これらのリスクを軽減できます。
2. 効率的なエネルギー消費
バランスの良い歩き方をすることで、エネルギーを効率的に使うことができます。不均等な歩き方は無駄なエネルギー消費を引き起こし、疲労を早める原因となります。
3. 安定した歩行
登山道は不整地が多く、石や根っこ、傾斜など様々な障害物があります。バランスを保ちながら歩くことで、足元の不安定な状況でも安定した歩行が可能となり、転倒や滑落のリスクを減らせます。
4. 身体の負担の均等化
左右のバランスを意識することで、片方の足や腰に過剰な負担をかけずに済みます。これにより、長時間の登山でも身体全体に均等に負担がかかり、筋肉疲労や関節の痛みを軽減できます。
上記の様に、左右のバランスを取りながら歩くことは体全体のバランスやエネルギーを保つことに繋がり、怪我の防止につながるのです!
続いて、バランスを取るために何をしたらよいのか?
と、いう事をまとめました。
バランスを取るための具体的な方法
1. 適切な歩幅を保つ
歩幅が広すぎたり狭すぎたりするとバランスが崩れるため、自分に合った歩幅を意識します。登りの際、頭・方・腰が常に一直線になるように意識すると良いです。目線は常に3歩先を見るイメージです。下りの際は腰が引けて重心が後ろにならないように気を付けましょう!
2. トレッキングポールの使用
ポールを使うことで、四肢全体を使ってバランスを取りやすくなります。
ポールのキャップも場所に合わせて使い分けるようにしましょう。
3. コア筋肉の強化
腹筋や背筋などのコア筋肉を鍛えることで、バランスが取りやすくなります。体幹を鍛えることは登山に直結します。僕は毎日腹筋ローラーを行っています。
4. 靴のフィット感
適切なサイズとフィット感のある登山靴を選ぶことも重要です。ルートや場所に合った靴を履くようにしましょう。低山であればローカットやソールの柔らかい靴で良いですが、高山や岩稜帯等はハイカットでソールの固い物を選ぶと良いです。
上記の通り、バランスを保ちながら登山をすることは、怪我の予防だけでなく、全体的な登山の楽しさと効率を向上させるためにも欠かせません 。
今まで
「両足のバランス」
を考えていなかった方はぜひ今後意識をするようにしてみて下さい!
山行後半になると毎回痛みを感じていた足が痛くなくなるかもしれませんよ!
他にも歩き方のコツということで登山でよく提唱されている2軸歩行という歩行方法があります。
2軸歩行とは
歩行時に体重を左右の足に均等に分配し、バランスを保つ歩き方を指します。
1軸歩行(中心軸歩行)は小股で両足の幅(足の内側の幅)が小さく、体の中心線に沿って歩く方法です。競歩やマラソンなどの競技において効率的な歩行法です。歩行時の重心が1本の軸に集中することが特徴です。前方への推進力とエネルギー効率が高いです。
それに対するのが2軸歩行となります。2軸歩行は肩幅ほどの足幅があり、登山や長距離ハイキングなどでのバランスと安定性が重要な場面に適しており、疲労軽減や怪我の予防に効果的です。
このように、スポーツそれぞれに適した歩き方がありますので、
2軸歩行で左右の揺れに対して備えつつ、バランスよく左右の足を使うことを心がけましょう!
今回も最後までご拝読ありがとうございました!
また次回よろしくお願いいたします。!