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【山の心得】~雲海条件編~

こんにちは!ミズです!!

セブ島(フィリピン)への語学留学を検討しています。
学びたい言語は「英語」です(タガログ語ではありません)。

昔から外国人とコミュニケーションを取りたい気持ちが強く、特に海外の方のノリが大好きです。
ただ、英語の勉強を始めてはやめ、また始めてはやめ、三日坊主が続いていました。現在、Duolingoというアプリで連続382日間勉強中ですが、1日5分か10分程度なので、気休め程度です。

世界共通語とも言える英語は、54か国で公用語または準公用語として使用されており、英語話者は約21億人に達します。
世界人口約73億人のうち、3.5人に1人は英語を使用している計算です。
日本は高度経済成長期に大きく成長し、経済規模と国内市場が整ったおかげで国内需要だけでも経済が回る仕組みができました。
しかし、グローバル化が加速する現代において、日本も海外市場や貿易に頼らざるを得ない状況が増えつつあります。
日本は諸外国と比べて遅れを取っていると感じることも多く、GDPでもドイツに抜かれ4位に陥落。
約30年間、経済成長が停滞しているのが現状です。
※それでも世界4位を保っているのは素晴らしいことですが、かつての成長力には驚かされます。

わかりやすい例として、約30年前の平成元年、世界の時価総額ランキングトップ10には日本企業が7社入っていました。
中でも1位から5位は日本企業が独占していました。
しかし現在では、アメリカ企業がトップ10をほぼ独占し、日本企業の最上位はトヨタ自動車の45位となっています。
アメリカの成長も著しいですが、EU諸国や中国、韓国といったアジア諸国にも追い抜かれるほど、日本の成長は停滞しています。

今後も日本企業が競争力を保ち、貿易を拡大していくためには、英語力が鍵を握るでしょう。
国際的な商談、取引先との交渉、情報共有など、ビジネス環境では「英語が前提」となっている場面が多く、新興国や先進国の企業は国際市場へのアクセスを強化しています。
このような状況下で、日本が「日本語圏」だけに注目していては、国際的な立場が弱くなってしまう可能性が高いのです。

英語を学ぶことは、単に外国との取引を増やすためだけでなく、国民一人ひとりがグローバルな視点を持ち、変化する世界のニーズやトレンドに対応できるようになるためにも重要です。
最新情報はほとんど英語で発信されているため、英語で情報にアクセスできるだけでも日本の技術やサービスが革新を進められるでしょう。

と、色々と僕の考えを述べましたが、実は僕の動機はもっと単純なものです。外国の情報や外国人とコミュニケーションを取ることができ、インバウンド需要が高まる日本をもっと活気づけたい。
ただそれだけです。脱サラを機に、留学して経験を積んでみようと思っています。英語を学ぶのは、自己投資の中でもコストパフォーマンスが非常に良いと感じています。
ちなみに、今回この知識を得るきっかけとなったのは一冊の本です。
YAMAPでもご紹介していますが、上記の内容がすべてこの一冊にまとめられています。

・いつまで英語から逃げてるの?堀江貴文著

英語を習いたいけど、何から始めて良いかわからない。または習っているけど全然身にならない。そんな方すごく多いと思います。僕もその一人です。何故学ぶのか?どう学ぶのか?何が効率良いのか?著者の堀江貴文さんが「英語力の重要性」と「学習への向き合い方」について具体的に述べた本です。とても勉強になりますよ!是非英語学習に悩んでる方は手に取ってみて下さい。色々な事例を元に本にされててとても勉強になります。


【山の心得≪56≫】~雲海条件編~

と言う事で今回は雲海に関して記事にしたいと思います。

雲海と言えば一大イベントととらえる方も多いかと思いますが、登山者に関しては非常に身近なものに感じます。

過去何度も言われる「バスった」雲海ネタは沢山あると思います。

・高級リゾートホテル、北海道、星野リゾートトマムにある「雲海テラス」から見ることができる雲海

雲海テラス

・兵庫県、竹田城跡から見ることの出来る「天空の城」や「日本のマチュピチュ」と一躍有名になった城跡。円山川(まるやまがわ)の対岸にある立雲峡(りつうんきょう)が絶好のスポットです。

竹田城跡「日本のマチュピチュ」

・長野県、「SORA terrace(ソラテラス)」の雲海。標高1,770mの急斜面に建てられた雲の上にできた「SORA terrace」からは長野県内を一望することができ、条件が合えば、一面に雲海が広がります。

SORA terrace(ソラテラス)

しかし、登山者にとって雲海は結構身近な物だと思います。
よく見る。なんて方も少なくないはず。
何故よく見るのか。登山者にとって身近な物なのかを雲海の発生条件をもとに考えていきたいと思います。

「雲海」とは?

雲海とは、山の上から一望する際に見られる、海のように広がる雲の光景を指します。標高が高い場所に立つと、真っ白な雲が山の間や谷間を覆い、まるで海のように一面が見渡せることから「雲海」と呼ばれています。
この雲海は、季節や気象条件、時間帯などによって様々な形を見せ、同じ場所でも訪れるたびに異なる景色を楽しめるのが特徴です。
山頂で雲海を目の当たりにすると、日常の風景とは違う幻想的な光景に登山者も圧倒され、達成感や感動が一層高まるものです。
山を登る理由が「雲海を見たいから」という方もいるほどで、自然が作り出すこの風景は登山者にとっての憧れであり、特別な体験の一つでもあります。

雲海の発生条件

雲海は、いくつかの特定の条件が揃ったときにしか見られません。
発生のメカニズムとしては、湿気のある空気が山の斜面や谷間に溜まり、放射冷却などによって冷やされ、雲が広がる現象です。
主な発生条件として以下の要素が挙げられます。

・気温の逆転層が生じている
通常、高度が高くなるほど気温は下がりますが、雲海が発生するには「逆転層」と呼ばれる特殊な現象が必要です。
逆転層とは、下層に冷たい空気があり、その上に暖かい空気が層になっている状態で、これにより雲が下に溜まりやすくなります。
逆転層は、特に秋から冬にかけて、夜間に気温が下がることで生じやすく、これが雲海がよく見られる早朝の時間帯につながっています。

・高い湿度
雲海ができるためには、空気中の水蒸気が多く含まれていることが重要です。湿気の多い空気が冷やされると水蒸気が凝結し、雲が発生します。
前日に雨が降っていたり、湿度の高い夜明け前は雲ができやすいため、雲海の条件が整いやすくなります。
特に雨上がりの翌朝などは湿度が高くなるため、雲海の発生率が高まります。

・風が弱いこと
雲海は風が強いとすぐに拡散してしまうため、穏やかな天候が求められます。風が弱い朝や夕方は、雲が安定して広がるため雲海が見られやすくなります。また、朝と夜の風が弱まる時間帯には、気温が下がることで逆転層が発生しやすくなるため、雲海が発生しやすくなります。

・地形条件
雲海が発生しやすいのは、山間部や谷間が多い地形です。
こうした地形では冷たい空気が下層に滞留しやすく、雲ができやすくなります。日本では特に阿蘇山や北アルプス、八ヶ岳といった山々が雲海の名所として知られています。
山岳地帯が多い日本ならではの光景で、各地の雲海スポットは多くの登山者や観光客に親しまれています。

雲海が見られる季節と時間帯

雲海は、特に秋から冬にかけて発生しやすくなります。
秋は湿度が高く冷え込みも厳しくなるため、雲海が見やすい季節と言えるでしょう。11月から2月の間は空気が澄んでいるため、遠くの景色もはっきり見え、より美しい雲海を楽しむことができます。

一方で春や夏にも雲海を見ることは可能です。
特に梅雨明けや初夏の朝は湿度が高く、雲海が見られることもあります。ただし、春から夏は湿度が高くても気温がそれほど低くならないため、秋冬に比べて発生する頻度は少なくなります。
いずれにせよ、雲海は年間を通して異なる季節ごとに表情を変えるため、四季折々の雲海を楽しむのもまた魅力的です。

登山者にとっての雲海の魅力

登山の魅力の一つとして雲海がありますが、その美しさには多くの登山者が心惹かれています。
頂上まで登った達成感と同時に、目の前に広がる一面の雲海を見られると感動もひとしおです。
雲海はまるで自然が用意したサプライズのようで、登山で疲れた体と心を癒してくれる存在でもあります。

また、雲海はその一瞬一瞬で形が変わるため、山頂で待つ間にも異なる表情を見せます。例えば、日の出とともに雲が黄金色に染まり、辺りが徐々に明るくなる光景は、雲海ならではのドラマティックな瞬間です。
雲海がある景色は同じ場所でも毎回異なるため、登山者にとって「一期一会」の出会いとも言えるでしょう。

雲海を見るためのポイント

雲海を確実に見るためには、いくつかの準備と工夫が必要です。

・天候の予測
天気予報で前日の天気や当日の風速、湿度、気温などを確認し、晴れ予報の早朝を狙って登山することが効果的です。
特に雨の翌朝や夜間に放射冷却が予想される日には、雲海が見られる確率が高まります。

・登山ルートの選び方
山によっては雲海の見やすいルートや展望台が設けられている場所もあります。登山する山の情報を事前に調べ、雲海が見られる展望スポットや標高の情報をチェックすると良いでしょう。

・時間の選定
早朝の雲海は特に美しいため、夜明け前に登山を開始するのがおすすめです。夏であれば、夜明け前の涼しい時間帯を活用して登ると、体力の消耗も少なく、雲海の絶景を楽しむことができます。
反対に、昼間は気温が上がりやすく、雲が消えやすくなるため注意が必要です。

おすすめの雲海スポット

日本には雲海の名所が数多くあり、それぞれに異なる美しさがあります。
以下のスポットは登山道も整備されており、軽登山でも楽しめるため、雲海を楽しむ登山者たちに人気の場所です。

・阿蘇山(熊本県)
阿蘇山周辺では火山が作り出した独特の地形により、谷間に雲が滞留しやすく雲海が発生しやすいです。
特に秋から冬にかけての早朝が狙い目で、壮大な雲海が広がります。
・八ヶ岳(長野県・山梨県)
八ヶ岳は標高が高く、晴天率も高いため、雲海が見られる確率が高い場所です。特に赤岳や硫黄岳からの眺望は美しく、四季折々の雲海を楽しむことができます。
・美ヶ原高原(長野県)
美ヶ原高原では、標高2000m以上の高さから見渡せる雲海が有名です。
広い草原と雲海が織りなす風景はまさに絶景で、多くの観光客や登山者に愛されています。

まとめると

冒頭に述べた登山者にとって「身近な存在かもしれない」と言うのは、登山者の活動時間や行動そのものが、雲海発生の条件下で活動をしている事にあります。早朝に山へ登ればどうしても目にしてしまうものが雲海なのです。
雲海は自然が生み出す幻想的な風景であり、登山者にとっても特別な体験の一つです。発生条件を理解し、天候や気温、地形を意識して計画することで、より高い確率で雲海に出会えるかもしれません。
登山の魅力を引き立てる雲海は、自然の美しさを体感できる貴重な瞬間です。

という事で今回の【山の心得】は
「雲海の発生条件とおススメの山」
と言う事に関して記事に致しました。

今回も最後までご拝読頂きありがとうございます!

また次回もご拝読頂けると幸いです。!

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ミズ
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