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【山の心得】~スノーブラインドネス編~

こんにちは!ミズです!!

年末年始休暇も1月7日の日曜日で終了という方も多いのではないでしょうか?今年は9連休だったという方も多かったと聞いています。
海外旅行などに行かれましたか?
「円高でなかなか海外は・・・」
という方も多いかと思います。
ただ、海外の文化に触れることは本当に勉強になりますよ。
異なる価値観や生活様式に触れることで、自分の常識が常識ではないことを認識できます。偏見が減り、多様性を尊重する考え方が身につきます。
また、柔軟性が高まり、新たな価値観を発見することも可能です。

特に大きいのは、コミュニケーション能力の向上かもしれません。
言語の壁があることで、どうにか伝えようと努力したり、相手を理解しようとする力が養われます。
日本にはない文化もたくさんあるので、創造性や独創性が刺激され、ビジネスや趣味に活かせることもあるでしょう。
全く違う文化に触れることで刺激を受け、自信につながり、自己啓発の一助にもなります。

僕も今年の2月1日からフィリピンに語学留学へチャレンジする予定です。
これが今後の人生にどう役立つかは未知数ですが、自己成長のために動いてみようと思っています。
昨年末に2週間、言葉もわからない状態でタイ国内を旅した経験があり、その際に「海外旅は自分にとって非常に良い経験になる」と実感しました。

異国の文化に触れる中で、自分で考え、自分で決断し、進む方向を決める。
バスを手配し、電車を乗り継ぎ、進む先々での出来事に対処する。
これらの体験は常にハラハラドキドキでしたが、何にも代えがたい経験となりました。
今はスマートフォンで翻訳や道案内など、なんでも調べられる便利な時代です。次の連休には、ぜひ異国の文化に触れる旅に挑戦してみてはいかがでしょうか?


【山の心得≪75≫】~スノーブラインドネス編~

と言う事で今回はスノーブラインドネスに関して記事に致します。

スノーブラインドネスとは何か?
「雪目」 でございます。

今回はこの雪目に関して記事に致します。
雪目は非常に恐ろしい症状の一つで、失明してしまう可能性すらあります。
今回の記事を読み、雪目対策をバッチリとった行動を心がけて下さい。

雪目(スノーブラインドネス)とは何か?

雪目とは、強い紫外線を長時間浴びることによって、目の角膜が炎症を起こす状態を指します。
特に雪山では、雪が太陽光を強く反射するため、紫外線の量が大幅に増加します。このため、登山中に適切な対策を怠ると、目に深刻なダメージを受ける危険性があります。

雪目は医学的には「紫外線角膜炎」と呼ばれ、いわば日焼けが目に起こる状態です。症状は非常に痛みを伴い、最悪の場合、一時的な視力低下や失明状態に陥ることもあります。
特に冬山や雪原を歩く登山者にとっては、適切な知識と準備が不可欠です。


雪目にならないための予防方法

①サングラスやゴーグルの着用
雪目を防ぐための最も効果的な手段は、紫外線をカットできるサングラスやゴーグルを着用することです。
以下のポイントを押さえたものを選びましょう。
・UVカット機能付き:紫外線を99%以上カットできるものを選ぶ。
・偏光レンズ:反射光を軽減し、視界をクリアに保つ。
・フィット感:隙間から光が入りにくいデザインが望ましい。
曇り止め加工:ゴーグルの場合は曇り防止機能があると便利。

②帽子やバラクラバの活用
サングラスだけでは防ぎきれない場合もあるため、ツバのある帽子やバラクラバで顔全体を保護しましょう。

③雪面の反射を避ける
休憩中はできるだけ雪面に直射日光が当たらない場所を選び、目を閉じたり、顔を覆って紫外線の浴びすぎを防ぎます。


雪目になってしまった場合の症状

雪目、正式には雪眼炎(せつがんえん)は、強い紫外線を浴び続けたことによる角膜の日焼けです。
これが引き起こす症状と、それにどう対処すればよいかを詳しく見ていきましょう。

雪目の症状
雪目の症状は紫外線に過剰にさらされた後、数時間から12時間以内に現れることが多いです。主な症状には次のようなものがあります。
①目の痛み
鋭い痛みや違和感を感じます。角膜が炎症を起こしているため、目を閉じることも辛い場合があります。
②涙が止まらない(流涙)
目の防御反応として涙が過剰に分泌され、視界がぼやけることがあります。
③光に対する過敏症(羞明)
光を見るのが非常に辛くなる症状です。室内の明かりでも痛みを感じることがあります。
④視界のぼやけ
角膜がダメージを受けることで一時的に視界が曇る場合があります。
⑤異物感
目に砂や小さな異物が入ったような感覚が続きます。

これらの症状は非常に不快で、放置すると回復が遅れる場合があります。
症状が酷い場合は視力にも影響を与えることがあるため、早急な対処が必要です。


雪目になった際の対処法

①目を休める
できるだけ目を閉じて休ませましょう。
暗い場所で安静にするのが理想的です。
②冷湿布を当てる
清潔なタオルを冷水で湿らせ、目の周囲に優しく当てることで炎症を和らげます。ただし、目に直接触れないように注意しましょう。
③コンタクトレンズを外す
コンタクトレンズを使用している場合は、直ちに外してください。角膜のダメージを悪化させる可能性があります。
④目薬を使う
人工涙液や防腐剤の入っていない目薬を使用することで、目の乾燥や痛みを軽減できます。ただし、医師の指示がない限りステロイド系の目薬は避けましょう。
⑤医師の診察を受ける
症状が数日経っても改善しない場合や、痛みが酷い場合は眼科を受診してください。必要に応じて抗炎症薬や痛み止めが処方されることがあります。
⑥サングラスや暗いゴーグルを装着する
症状が治まるまで光を遮ることが大切です。特に外出時は紫外線を防ぐためにサングラスを必ず着用しましょう。


雪目を放置した場合のリスク

雪目をそのままにすると、以下のようなリスクが高まります。
・慢性的な視力低下
・感染症のリスク増加
・角膜の瘢痕化

早期に適切な対応を取ることで、これらのリスクを避けることができます。
山岳地帯など紫外線が強い環境では、雪目の症状が出たら即座に対処することが重要です。


サングラスを忘れたときの応急処置

万が一サングラスを忘れてしまった場合でも、簡単な応急処置で雪目を防ぐことができます。

①即席アイマスクを作る
ティッシュや布、テープを使って目を覆うだけでも、紫外線の直接的なダメージを軽減できます。
②手作りサングラス
以下の手順で簡単にサングラスを作成できます。
・段ボールや黒い布を用意する。
・目の部分に小さなスリット(切れ目)を入れる。
・顔に装着し、目を覆う。
スリットの原理で光が拡散し、直接目に入る紫外線量を大幅に減らすことができます。
③帽子やフードを活用
帽子のツバを目深にかぶり、目に入る光の量を減らします。
フードやスカーフを顔に巻いても効果的です。


サングラスの重要性

サングラスはただのファッションアイテムではなく、紫外線から目を守るための命綱です。
特に雪山や高地では、紫外線量が平地の1.5倍以上に達することもあります。
適切なサングラスを選び、装備に含めることは登山者にとって必須です。

以下の点も注意してください。
・スペアを用意:万が一の破損や紛失に備えて、予備のサングラスを持参する。
・曇り止め処理:ゴーグルやサングラスが曇ると危険です。曇り止めスプレーを使いましょう。
・季節を問わない使用:紫外線は冬だけでなく、夏の高山でも強力です。一年を通じて使用する習慣をつけましょう。


まとめると

雪目は登山中の快適さや安全性を大きく損なうリスクのあるトラブルですが、正しい知識と準備があれば十分に防ぐことができます。
サングラスやゴーグルといった装備はもちろん、もしもの時の応急処置も覚えておくと安心です。
2025年の登山を快適に楽しむために、装備リストに必ずサングラスを加え、雪目対策を万全に整えましょう!
目を守ることは、自然の美しさを存分に楽しむための第一歩ですよ!

最期に僕の使用しているおススメのサングラスを1つご紹介します。

・FLOAT(フロート) リゲル

ヤマップで販売していたので僕も購入してみました。軽量性と快適なフィット感を追求したアウトドア用サングラスです。独自のフレームデザインは、顔にしっかりフィットしながら圧迫感を軽減するため、長時間の使用でも快適です。レンズは高いUVカット性能を備えており、有害な紫外線から目をしっかり保護します。偏光レンズを採用しているため、強い反射光や眩しさを効果的に軽減し、とても自然な視界を確保してくれます。
過酷なアウトドア環境にも対応可能。シンプルでスタイリッシュなデザインは登山やキャンプなどのアウトドアシーンはもちろん、普段使いにも適しています。←正直この普段使い出来そうなデザインに惹かれました!
また、テンプル(耳の部分)が外れる様になっており、オプションでテンプルだけ色をチェンジする事も可能です。
また、アウトドア性能を考えると価格帯も手頃で、性能とコストパフォーマンスのバランスが優れている点も魅力です!
レンズの色も色々ありますので、気になったら探してみて下さい。

という事で今回の【山の心得】は
「雪山シーズンは特に目を守りましょう!」
と言う事に関して記事に致しました。

今回も最後までご拝読頂きありがとうございます!

また次回もご拝読頂けると幸いです。!

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前回の記事はこちらになります!
【山の心得≪74≫】~新年目標編~

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ミズ
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