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『ラ・ラ・ランド』ダンスとほろ苦い恋物語をシネオケで堪能します


『オズの魔法使い』『メリーポピンズ』『雨に唄えば』『マンマミーア』『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』『シェルブールの雨傘』と何気に思い出してもこれまでに親しんだミュージカル映画を数々あげることができる。「ラ・ラ・ランド」もそんな映画の一本。

幕開けは、明るい陽が射すハイウェイの上で繰り広げられるカラフルなダンス。互いに距離を感じているふたりが惹かれ合い、少しずつ近づいていく丘の上のダンス。プラネタリウムに映し出される夢のようないかにも映画的なシーン。

映画って本当にいいです。

そして、再び渋滞する夜の高速道路を降りて、昔の恋人と再会するが、現実に二人の人生が交わることはない。ラストは、走馬灯のように巡るもう一つのストーリー。ほろ苦い大人の恋物語。最高でした。

「具体的な何かを行動によって実現しようとする願望」だと定義づけられる希望。悲しいかな大多数の人が第一希望を叶えられないことが証明されている。

しかし、新たな希望を見つけ、その場所に根を張り、人から認められることで幸福感が形成される事もわかっている。

「挫折は希望の源になる可能性がある、挫折と向き合うことで自分の本当の可能性や適性に気づくこともある。回り道をする中で、希望に出会うことが多く、行動し続けることが大切」と希望学を提唱している玄田有史氏は語る。

タイトル『ラ・ラ・ランド』の意味は、ロスアンジェルスのことと「現実から遊離した精神状態」のダブルミーニングらしい。

多くの人が一度は噛みしめる夢と現実の乖離がほろ苦さの正体ですな。ポロッ。

前回のシネオケは、時間が会わず断念したけれど、10日は、チケットを取ってあるので楽しみ。まだ残りのチケットあるかも。


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