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自己肯定感を高める、良い塩梅?

メンタル鍛えて、自分を変えたい、こじこじです。

メンタルを鍛えていたら、これまでは当たり前だった自己批判をしなくなりました。

最後にした日も「意図的に」やったのです。実験として。

動揺するようなシチュエーションに置かれていないのは一つの要因として考えられますが、結構安定しています。

そもそも自分にとっては自己批判を自己批判と思わずやっていたことが普通だったので、気付けてとても良い感じです。

ビジネススクールのカウンセラーさんから、日々の生活の中での観察ポイント、物事の捉え方のご指導をいただき「内観を高める/俯瞰する/客観視する」を実践しました。

観察を続けると酷いものでしたが、気付けた後は自己批判が減っていきました。

そして実験として行った時に「何の意味もない」ことを体感したんです。


これまでの自分にとっては無意識ながら意味のある行動と思考でした。

ただゼロになっているわけではないですし、また心の変化によってそういう傾向が強くなってしまう時がくるかもしれません。

しかしちょっとだけ希望が見えてきました。それはこの行動が習慣になり始めているからです。

何度も向き合い、振り返り、反省し、また向き合いを繰り返し続けています。

しかしまだまだ駆け出し修行の身!油断せず、この考え方を習慣化できるよう踏ん張っていきたいと思います。

少しずつ自分が客観的に見えてきたところで、「自分を正しく理解する」ことを詳しく考えてみたいと思います。その名も

ダニングクルーガー効果!


ダニングクルーガー効果とは、能力の低い人が自分を過大に評価してしまう認知バイアスのことです。心理学者のデヴィッド・ダニングさんとジャスティン・クルーガーさんが学生を集めた実験で発見したものだそうです。

実験では複数のテストを行い、自分の成績を予想してもらう。そして実際の評価と、自己評価を照らし合わせた結果をみます。実際の成績が低い学生ほど自己評価が高く、実際の成績が高い学生ほど自己評価が低かったそうです。

ダニングクルーガー効果曲線で表現されます。縦軸に自信の高さと、横軸に知識や経験を表す曲線です。はじめに自信がドンとあがり、一気に下がり、なめらかに上がっていくような曲線を描きます。Nの右側をなだらかにビヨ〜ンと伸ばしたイメージです。

知識や情報をかじり自信がある自意識過剰状態から、無知を認識して一度自信が落ち、その後知識や経験を深めることによって自信に満ちた謙虚さへと変化していく。


自意識過剰状態で曲線で言う最初の山を「馬鹿の山」と表現するそうです。

それぞれの曲線の流れは、馬鹿の山→絶望の谷→啓蒙の坂→継続の大地をたどります。

過大評価もですが、馬鹿の山ってちょっとショックですね。

私がここで思い出すのはセルフコンパッションの共通の人間性です。

多くの人がみんな馬鹿の山を登って、絶望の谷へと落ちるんだと。馬鹿の山に登っていたことを知る羞恥心はみんな同じなんだなと思いました。

だから早く気がついて、絶望の谷に落ちた方が良い。そこから啓蒙の坂を登って、継続した人だけが大地にたどり着いて、知識や自信を高められる。

行動を続けた人だけが大地へ辿り着ける。至極納得です。

ところで、自己の過大評価に反対があるのをご存知ですか?


インポスター症候群というそうです。

実際の能力も周囲からの評価も高いのに、自己を過小評価してしまう心理現象です。

高い評価は周囲の助けによるもの、運が良かっただけ、自分は成功に値する人間ではない。と思い込んでいるそうです。

ちなみにインポスターとはImposter/Impostorで、意味は詐欺師/偽物です。自分に能力や実力があるかのように周囲を欺いていると思い込み、自分が詐欺師と思い込む症候群だそうです。男性より女性の方が多く、ハリーポッターで有名なエマ・ワトソンもインポスター症候群と公言しています。

それにしても、何でも度が過ぎるのは困りますね。自己の評価が過大過ぎても、過小過ぎても不都合が生じる。食べ過ぎても食べなさ過ぎても、寝過ぎても寝なさ過ぎても、自信があり過ぎても謙虚過ぎても。

ちょっと話題が変わりますが

自分に自信を持つためにはどうしたらよいのか?

行動していくためにはどんなことが必要か?

自分のことを信用していないことを払拭するためには

俯瞰する、自分で選択するなどがあったのですが、スキルのひとつとして非常に大切だと思うのは、自分に自信があると思い込むこと!

自分にはやり遂げられると思い込むこと!心を強く持って行動していくのに、これが大切だなと痛感しています。

自信があると思い込むことを原動力にして行動するには非常に大切ですが、思い込み過ぎるとダニングクルーガー効果になってしまうのではないでしょうか?

いや?それはどうでしょうか?

思い込み過ぎても自己の評価が過大になる人もいればならない人もきっといますね。では過大評価に気が付くためにはどうしたら良いのでしょうか?

転職サイトなどに自己評価テストなどがあるので、そういうものを活用するのも有効だと思います。

それ以外のひとつに、他人の評価を素直に受け入れることだと考えました。


自分は合っている、自分が正しい!と思うことも大切かもしれないですが、他人の評価を素直に受け入れられますか?

反発したり、否定したり…抵抗すると精神的に大事になりますよね。一旦受け入れ噛み砕いて、違うと思うのも自由。それができないと自分に持ち合わせていない可能性を自分で潰すことになるかと思うからです。

そしてここで大切なのは、自己評価・他己評価は自分の人間性ではなく、自己評価・他己評価は自分の特性・傾向のことだと思っておくことが大切だと、学びました。

自己評価も他己評価もあくまで特性や傾向の評価であって、自分が自分であることは変わらない。

特性や傾向だからいくらでも変えられる。人間性を否定されるわけでもない。

人間性を変えるのなんて至難の業ですよね。雷に撃たれるか、一旦UFOに連れ去られるか、誰かとぶつかって入れ替わらない限りそんなの素人にはできないのではないでしょうか。そんなことないか。

この発信でお伝えしたいのは、

何においても人それぞれに、いい塩梅ポイントがあるのでは?と思うのです。

自己評価が過大な人、過小な人、事実能力・実力がある人ない人、事実能力・実力がある人ない人。自信過剰な人、自信喪失してる人。ポジティブな人ネガティブな人。

みんな違ってみんな良い。

しかしなんでも行き過ぎれば困りもの。

自分を正しく理解し、足りないものは何か?自分にあるものは何か?伸ばせるものは何か?


ここまでお読みいただき
ありがとうございました。


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