カツ丼の特徴

2024年12月5日 07:29

どんな効果について

実は肉をとってからご飯をとると、セカンドミール効果といって肉や卵のタンパク質がクッションになって血糖値の上昇が緩やかになるんです。しかも揚げるのに使う油が腸に膜を張って糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇が緩やかになる効果があるので、カツ丼は意外といいんです。

豚肉といえば疲労回復効果があるイメージですが、それだけではありません。疲労回復のビタミンB1をはじめ、ビタミンB群が豊富に含まれていて、睡眠の質を高めたり皮膚を健康的に保つ役割をしてくれたりします。ほかにも、鉄分や動脈硬化予防に効果的な不飽和脂肪酸も含まれています。

戦後間もなかった時代の日本では、カツ丼が最高のごちそうとされていたからなんだとか。この事件がきっかけで、取り調べ＝カツ丼のイメージができあがり、刑事ドラマが放送されるようになった頃には、警察や刑事の人情を感じさせるもの＝カツ丼として、使われるようになったんだそうです。

カツ丼は太る？

カツ丼は1日の摂取カロリーをオーバーすると太る可能性があります。一般的に1杯あたり600～800キロカロリーで、一般的な成人の1日の摂取カロリー（約2000～2500キロカロリー）に対してかなりの割合を占めます。

食後に眠くなるのは血糖値が影響している

かつ丼やラーメンといったメニューをお腹いっぱいに食べると、食後に眠くなり頭が働かないということが起こりがちですが、これは血糖値の乱高下による影響によるものです。

ビタミンB群豚肉は特にビタミンB1（チアミン）が豊富で、疲労回復やエネルギー代謝に重要な役割を果たします。ビタミンB1は神経機能のサポートにも関わっています。鉄分豚肉にはヘム鉄という吸収されやすい形の鉄分が含まれており、貧血の予防や改善に効果があります。

豚肉は高品質のたんぱく質が豊富で、筋肉の成長や修復に寄与します。豚肉にはビタミンB12が含まれており、神経機能の維持や赤血球の生成に役立ちます。亜鉛は免疫機能を強化し、傷の治癒や細胞の正常な機能に寄与します。豚肉にはヘム鉄が含まれており、これは体内での鉄分の吸収を助け、貧血の予防に寄与します。

豚肉の中でロースと並んで一番良質の部位です

良質のたんぱく質を多く含み、血管や血液、筋肉をつくり、しなやかに保ちます。ビタミンB1が豊富で、疲労回復、イライラを防ぎます。又、鉄分も含んでいる為、貧血防止に効果があり、ビタミンB2やナイアシンが肌をきれいに保ちます。

ヒレカツによる効果・効能

たんぱく質の質が良ければ、たんぱく質が材料である筋肉も質が良いものになり、基礎代謝が高い脂肪の燃焼しやすい身体をつくりだすことができるのです。またヒレ肉には栄養の代謝を促すビタミンB群も豊富に含まれています。

大量の油を使って調理されるとんかつは、脂質やエネルギーが高くなりがちな食べ物です。ダイエット中に食べるのはよくないとされますが、ビタミンB1の作用や腹持ちのよさを上手に活用すれば、ダイエットの味方になってくれる食べ物でもあります。ただし、食べ過ぎはやはり肥満をまねきます。

よく噛むことを基本に、モンスターカロリーを帳消しするには、食べる順番が重要。メインの前に、温かい野菜スープ、野菜サラダ、キノコ類、海藻類などを先に食べる、もしくは、コーヒーか緑茶を飲みましょう。水分や野菜の食物繊維によって、糖質の吸収と血糖値の上昇を抑えられるからです。

揚げ物に定番のキャベツの千切りには食物繊維が豊富に含まれるため、揚げ物を食べる前に先にキャベツを食べると、なお良いという。