メバルの特徴
どんな効果について
メバルには良質なタンパク質が含まれているため、体力の向上や代謝活動の促進、免疫力をアップさせる効果を期待できます。 脂質が少ないために消化吸収が良いことから、病中病後の体力回復にもぴったりな食材です。 特に、高齢者やダイエット中の人に適した食材だと言えるでしょう。
メバルはタンパク質のひとつであるコラーゲンが多く含まれています。 このコラーゲンは、細胞や組織をつなぎ、機能の活性化を図り、皮膚や骨、目の老化を防止する効果があるそうです。 また、身肉の部分は低カロリーのため、消化がよく胃への負担が軽いです。
毒について
メバル属のほとんどの魚は背ビレに弱毒を持ち、個体差はあるものの、まともに刺されるとひどく痛みます。 蛋白毒ですから、患部をお湯に浸けるか、タバコの火で熱すると毒が不活性になります。 もし血がでるようなら吸い出すと痛みが和らぎます。
アミサキスについて
メバルは脂肪が少なく淡白な白身で締まっていますが、冬から春にかけては産卵に向けて脂がのった身になります。 また、メバルはオキアミを食べるため、アニサキスなどの寄生虫がいる可能性があります。 食べるときは注意が必要です。
特産地について
主要産地は、青森、秋田、新潟ですが日本各地で水揚げされております。
特性について
夜行性で、名前のとおり目が大きく、視力がよい。 岩礁の周囲を群れで遊泳するが、頭を上に向けて中層で立ち泳ぎしていることもある。 肉食性で、多毛類や甲殻類のほか、小魚なども捕食する。 従来は1種と考えられていたものが近年になって分類された。
旬について
春から初夏にかけて旬を迎える「メバル」。 春の訪れを象徴することから「春告魚」「目春」とも呼ばれています。 大きく張り出した目が特徴で、名前の由来は、その大きな目「目張る」からきているそうです。 メバルは、スズキ目カサゴ亜目メバル科に属し、北海道から九州、朝鮮半島に分布し、沿岸域の岩礁や藻場に広く生息しています。
美味しい魚について
メバルは釣って楽しい魚ですが、何より食べても最高に美味しい魚です。 もし釣れた際には、簡単な調理で十分美味しくいただけます。
メバルにはアカ・クロ・シロの3種類がいますが、とくに美味しいのはシロメバル。 春にイカナゴなどの小魚を捕食している個体は脂の乗りが非常によく、お馴染みの煮つけのみならず、刺身や塩焼きも絶品。 メバル本来の旨味と香りを感じられます。
刺身について
メバルの刺身は、ほのかに紅色が差す美しい白身で、意外なほど脂がのっています。 白身魚らしい淡白な味わいの中に旨味が凝縮されているようで、後を引く美味しさ。 新鮮な身はよく引き締まっていて、歯ごたえもじゅうぶんです。