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わかめの特徴
毎日食べるについて
わかめは低カロリーなだけでなく、むくみ予防が期待できるカリウムや骨を丈夫にするカルシウム、抗酸化作用があるβ-カロテンや血糖値の上昇を抑制し、血中コレステロール値を低下させる食物繊維など、うれしい栄養素が含まれている食材です。
日本の中年男女を対象とする研究で、ワカメや昆布、海苔などの海藻をほぼ毎日食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、心筋梗塞などの虚血性心疾患を発症するリスクが低いことが分かりました。
特に女性では、リスクが44%低くなっていました。 海藻は、ミネラルやビタミン、水溶性食物繊維、フラボノイドなどを豊富に含んでいます。
一緒に食べないについて
味噌汁の定番具材であるわかめとネギの食べ合わせにも注意しましょう。 わかめはカルシウムを豊富に含む食材です。 しかし、ネギと一緒に食べてしまうと、ネギに含まれる硫化アリルという成分がカルシウムの吸収を妨げてしまいます。 わかめは栄養素が豊富であり、味噌汁として合わせて食べたい場合はネギではなく豆腐がおすすめです。
生と乾燥について
手軽に使用でき長期保存も可能な乾燥わかめを使用している方も多いでしょう。 生わかめと乾燥わかめの栄養素の違いはあるのでしょうか? 日本食品標準成分表で比較すると、栄養素に大きな違いはありませんでした。 食物繊維、カルシウムは乾燥わかめの方が若干多く、カリウムは生わかめの方が多いという結果でした。
血液について
ワカメに含まれるフコイダンという成分は、血液をサラサラにする効果が期待できます。 血栓予防や高血圧予防に役立ちます。 ビタミンやミネラルが豊富なので、肌のターンオーバーを促進し、美肌効果も期待できます。
どのような注意について
わかめに含まれるナトリウムは、海藻類の中ではトップです。 ナトリウムは、人体に必要なミネラルの一種で体内の機能や血圧を調整する働きをもちます。 ただし、ナトリウムの摂り過ぎは血圧を上昇させ、むくみを引き起こす可能性がありますので、摂り過ぎには注意しましょう。
効果的な食べ方について
酢と一緒に食べる わかめやもずくなどはお酢と一緒に食べることで食物繊維がやわらかくなり、フコイダンなどの栄養素が体内に吸収されやすくなります。 また、酢に含まれているクエン酸が体内に吸収されにくいカルシウムを体内に吸収されやすい形に変える働きがあり、効率的にカルシウムを摂取することができます。
外国人について
わかめは栄養価が高く、環境に優しいバイオ燃料などになる。 しかし、わかめを含む海藻を外国 人が消化できないことが分かっている。 それは、外国人の身体の中に海藻を消化するための消化 酵素がないためである。
コレステロールについて
その海藻の中でもとくに親しみがあるわかめは、ヌルヌルした水溶性食物繊維が栄養成分の一番の特徴です。 高脂血症の人にとっては、このヌルヌルがコレステロールの排出に貢献します。 また、抗酸化物質のカロテンも多く、血栓をつくる真の悪玉コレステロールの生成も防ぐので、積極的に取り入れてほしい食材です。
体に良い海藻について
わかめは海藻の中でも食物繊維を多く含んでいるので、便秘の方や血糖値の気になる方、コレステロール値が高い方におすすめの食材です。 また、ビタミンKの含有量も海藻の中ではトップクラスですので、骨粗しょう症などが気になる方も積極的に摂取しましょう。