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眠気の特徴
午後について
午後〜夕方にかけて眠くなるのはどうしてなのでしょうか?
起床後に時間が経つほど睡眠物質が体に溜まり眠くなるという説があります。 それに加え「サーカディアンリズム」という人間の細胞1つ1つに備わった体内時計の働きにより、午後〜夕方に眠くなるのは生理的な現象といえます。
解消について
「午後の眠気」を解消するリズム運動とは?
セロトニンを増やして脳を覚醒させるには、太陽の光を浴びたり、リズム運動をしたり、仲のいい人と話したりすることが有効だ。 リズム運動とは、散歩や体操などのリズムのある運動のこと。 ゴルフやバットの素振りのマネをしたり、ガムを噛むだけでもリズム運動となる。
眠気を覚ましたい時の対処法
スッキリするガムを噛む
清涼感のある目薬を差す
ストレッチをする
部屋を喚起する
顔を洗う
カフェインを摂取する
仮眠をとる
などが挙げられます。
何故について
睡眠不足や睡眠の質の低下、体内時計の乱れ、ストレス、飲酒、カフェインの過剰摂取などが考えられます。 仕事や子育て、介護などのために夜の睡眠がとれていない(時間が短い、質が悪い)と、日中に眠気が起こりやすくなります。 ゲームやインターネットによる夜更かしにも要注意です。
そもそも人には、サーカディアンリズムという体内時計が備わっており、夜に眠り、朝に目覚めるという行動も、サーカディアンリズムに基づきます。 しかし、就寝時間や起床時間が一定でない生活を続けていると、この体内時計にズレが生じます。 このズレをリセットするためには、朝日を浴びることが大切だそうです。
何不足について
疲れ、だるさ、眠気などの症状はB群ビタミン不足
ビタミンB1、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸などの神経の働きを正常に保つ働きをしています。 これらが不足すると、上の症状のほか、集中力の低下、やる気がでない、憂鬱などの症状が現れます。
時間帯について
眠るのに最も不適切な時間帯とは?
一日のうちで、人間が眠るのに最も不向きとされている時間帯がある。 それが「睡眠の2~4時間前」だ。 0時に寝る人ならば、20~22時の2時間である。
過眠症について
過眠症とは、睡眠中の呼吸障害など睡眠を妨げる病気がなく、夜間に十分な睡眠を取っているにもかかわらず、日中に起きていられない強い眠気が連日のように続く病気です。 中枢神経の機能異常が原因と考えられ、ナルコレプシー、特発性過眠症、反復性過眠症があります。
脳梗塞について
脳梗塞は、何らかの原因で脳の血管が細くなったり詰まったりした結果、脳へ十分な血液が行き届かず、脳細胞が壊れてしまう病気です。 主な症状は頭痛・手足のしびれ・言葉の出にくさなどですが、脳梗塞の前兆として急激な眠気が現れることもあります。
うつ病について
日中の眠気はうつ病に多く見られる症状の一つです。 うつ病による眠気は防衛本能の働きが関係しているといわれています。 うつ病で眠気を感じる場合は適度に仮眠をとることや、カフェインを控えることが大切です。 うつ病をはじめとした精神疾患は自力での治療が難しい場合が多いため、専門家の力を借りることがおすすめです。
女性について
女性のホルモンバランスの変動は、「寝ても寝ても眠い」状態を引き起こすことがあります。 特に月経前症候群(PMS)や更年期障害の時期には、エストロゲンとプロゲステロンの急激な変化が睡眠リズムを乱し、睡眠の質を低下させます。 これにより、日中の強い眠気や疲労感が生じます。