![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83056820/rectangle_large_type_2_ebac33ac5200461fb01b20fad6c6f1e8.png?width=1200)
柔術で痛めやすい場所&対策は?
おはようございます~
今日は柔術家がよく痛める部位と原因について考えていこうと思う。
道場生皆に聞くとまず、誰もが経験がある部位はずばり、頸椎・腰椎だ。(膝を痛めてる人もいるが今回は紹介しない)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83135121/picture_pc_2b2d438b0376208913b56e3aff3286b4.png?width=1200)
まず頸椎から見ていこう。痛める原因になる動きとして
①頸椎編
☆圧倒的インバテッドガードのやりすぎ。首にめっちゃ負担がかかるガードです。頸椎を痛めやすくなる原因につながります。首を鍛えない人はいつか痛めます。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83135590/picture_pc_7a9511e8ec19833bb7146c123461abf0.jpg?width=1200)
☆ベリンボロの姿勢
ベリンボロも便利な技だが、首と腰への負担がかかる技。
重い相手にかけたり、姿勢が少し悪いだけで、疲労の蓄積となり怪我の原因につながる。これも気を付けたい。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83135638/picture_pc_c055c0eb9a8e7b2eba49eff3479ed407.jpg?width=1200)
☆スタックパスの受けすぎ
スタックパスは、相手の首と腰への負担をかけてパスを狙う技なので、スパーリング中にされたら、無理せずにパスをさせよう。
![スタックパス](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83135757/picture_pc_01175554e014e9b0459fe9d408e97254.jpg?width=1200)
☆ギロチンチョークのディフェンス
ギロチンチョークの受け練習をし過ぎないことが大事。私はこれで、頸椎の靭帯が伸びて、スパーリング中に痛めやすくなった。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83135478/picture_pc_72353400caca5981640420b605d21d01.jpg)
上述したのは一例であるため、他の動作でも十分に考えられる。
➁腰椎編(上記の頸椎と被る部分は省略する)
☆前傾姿勢での立ち技&前傾姿勢で行うパスガード
この姿勢めちゃくちゃ腰へ負担が大きい。メンテナンスをしないと慢性腰痛の原因に。トップからのパスガードもこういう前傾姿勢になりやすい。疲労の積み重ねが、腰痛(ヘルニア、すべり症など)に繋がる。
私もメンテナンスを行うまで、ここ1年は朝起きるのが一杯だった。腰痛からスタートする一日だった。柔らかくしておくと痛みは軽減される。腰痛になる前に対策をしておきたいところ。
必ず筋肉は柔らかい状態を保とう。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83136737/picture_pc_39d41a17071873edbe9b1630f8b25d2a.jpg)
☆シッティングポジション
実は、普通のシッティングも腰には良くない。腰が前傾している状況を作っているからだ。シッティングポジション(両足が浮いている状態は最強に腰に負担がかかる)から、パスガードディフェンスに移行する瞬間もかなり腰痛には厳しい状況だ。
![シッティング](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83137458/picture_pc_04431a060ea304a155c968efab413295.jpg?width=1200)
シッティングは、両足を横座りにする形を作ってパスガードされにくい状況(すぐ立てる)を作ることが腰への負担が減らせると思う。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83137760/picture_pc_8ff205d77d6b8590b2dc27fe9f3b9684.jpg)
☆ガードリテンション
これが一番悪い、背中をつけてフレームを作り相手と距離を取るまでは良いが、パスガードされそうになった時に、エビしたり足を入れたりリカバリーする動作。柔術の基本ムーブなんだけど、めちゃくちゃ腰へ負担がかかる。こういう動作は腰痛の原因になることも覚えておこう。メンテナンス大事。
すでに腰痛の人には勧められない。トップでもボトムでも腰をめちゃくちゃ使うスポーツであるのを忘れはいけない。
![ガードパスリテンション](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83137921/picture_pc_c95e45b6fda1dde2dff670a1e2957e62.jpg)
➂対策は?
正直対策は、一言では言えない。頸椎へ負担のある動作、腰痛へ負担のある前傾姿勢で行う動作、足を浮かした状態のボトムキープは長時間行わないことだと思う。
ガードポジションの一つの例として、オープンガードで腰痛が起きるならば(デラヒーバガードなどは腰痛になりやすい)、ハーフガード・クローズガードを積極的に活用することで負担は軽減される。
ガードリテンションで腰痛や頸椎痛対策として、有効とされるのはタートルガードの姿勢を瞬時に作りまたもとに戻す。バックテイクのリスクを考えつつも、腰椎や頸椎への負担は通常のエビして腕のフレームや足を使うガードリテンションよりも減るはずだ。慣れないと正直難しいが。
![タートル](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83138585/picture_pc_a45f35b6397ad8879dd66e474af65d8b.jpg?width=1200)
まとめ:
長時間同じ姿勢を避ける。
必ずメンテナンスを行う。
ドローインなどの腹圧を高めるエクササイズを取り入れる。