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殺戮の宴

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孤高を貫くアラサー男子の誇りと哀しみが十全に描き出された傑作。(一部18禁パートあり)
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#小説

『殺戮の宴』 アップ開始しまっす(汗)

新作、『殺戮の宴』アップ開始致します…。 正直、これを公にするにつきましては、かなりの逡…

『殺戮の宴』 1

※ 殺戮シーン、眼を覆いたくなるようなシーンがあります。閲覧注意。 ※ 決して真似はしない…

『殺戮の宴』 2

     1(承前)  近くの市立小学校から、17時を知らせるベルが響いてくる。彼の家か…

『殺戮の宴』 3

     1(承前)  大通りを抜けて住宅街に入り、私鉄の線路を潜って北側に出る。このあ…

『殺戮の宴』 4

     2 「ハウワタッ! ワタッ! ワタタッ!!」  間髪を入れずに、左肩、右二の腕…

『殺戮の宴』 5

     3  瞑目して、奴らの気配を感じる。  飛来するものが、前方に一匹、後方に二匹…

『殺戮の宴』 6

     4  主任に引き連れられ、他のメンバーに挨拶して回る最中も、なぜか奴、前田の存在が気になっていた。いつか出逢うべきツインソウルでもあるまいに、互いの魂が共鳴するような引力を感じていたようだ。  奴のデスクに近寄り、チラッと目と目が合った瞬間、電撃が走ったように、彼らは同時にある洞察を得た。  こいつ、童貞!!  一般的に童貞が知れるポイントとして、女性とのたどたどしい接し方、自己肯定感のなさ、世の中に対する嫉み、目の泳ぎ具合(逆にガン見の場合も)、現実に漂う童貞臭

『殺戮の宴』 7

     5 「お前にだけは報告しといてやろうと思ってな。気持ちは分かるが嫉妬して言いふ…

『殺戮の宴』 8

     6  それが起こったのはほんの偶然だった。  彼の“秘儀”もそろそろ終盤に差し…

『殺戮の宴』 9

     7  そして思いは実を結び、彼の乳首は理想とするものに近づいた。ハードな責めに…

『殺戮の宴』 10

     8  さあ来い! 来るんだ!!  周囲に潜み、魅惑の栄養源である彼を注視してい…

『殺戮の宴』 11

     9   吸引した血液は腹部に満ち、もう限界は近い。そろそろ“けり”をつけないと…

『殺戮の宴』 12

     10  目が覚めてもしばらく、自意識は失われたままだった。心が漂白されたように…