「じゃない方」を応援しちゃダメですか?
正直「どっちでもよくない?」って、思うんです。
(ある日の某所での会話)
「ようかんさん。昨日高校野球で、市川高校が勝ちましたね」
「ほお。勝ったんすね」
「専大松戸も勝ち進んでますね」
「うんうん。そうなんすよお」
「(笑)。なんか、専松の方がリアクション良くないですか?」
「ああ。だって応援してますからね」
「(笑)。市川より?」
「あ、はい」
「市川VS専松だと?」
「もちろん専松応援しますね」
「マジですか!そういえば、6大学野球も『今年は明治を応援します』って言ってましたもんね」
「はい。だって、宗山君にうち(日本ハム)に来て欲しいですからね」
「願掛け的な?」
「そうそう」
「でもようかんさん、法政大学出身ですよね?」
「うん。はい」
「(笑)やっぱり、ようかんさん面白いわあ」
「?」
「面白い」って言われること自体はとても嬉しいんですけど、この「面白い」って要は「変わってますねえ」ってことなんですよね?きっと。
そんなに僕、変わっているんですかね?
逆に皆さんにお聞きしたいんですよ。
そんなに母校って、応援します?
私の母校の市川学園は中高一貫校で、6年間通いました。
そして法政大学にも6年行きました。えっ?2回留年してますので😅
『6年』。
そんなに愛着って、わきます?
それよりも、生後2ヶ月で引っ越してきて以降50年住んでいる松戸市の方に、僕はより愛着を感じているんですよね。
話は変わって、僕って前アカウントを含めると結構長いことNOTEをやっているんですけど、今まで1度たりともオリンピックやワールドカップなどスポーツの国際大会の記事を書いたことがないんです。
スポーツは好きなのにです。
では何でか?といったら、なんとなくですけど
「日本選手(チーム)を熱烈応援する趣旨の記事じゃないと浮いちゃうでしょ?」
みたいに思ってしまって、気がひけちゃうんですよね。
まっさらな状態で見始めた時は、そりゃあどちらかといったら日本選手(チーム)を応援します。
ただ見ている最中に「いいじゃ~ん」と感じた人がいたら、たとえそれが日本の相手選手(チーム)であっても、いつの間にかそちらを応援しているってことが結構あるんですよね。
例えば、2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップ。
面白かったですよねえ。日本チームも大健闘のベスト8進出で盛り上がりました。
その大健闘の日本を準々決勝で破ったのが、南アフリカでした。ホントいいチームでしたよねえ。
特にスクラムハーフのデクラークさん。素晴らしい選手でした。
日本戦を見ている最中に「日本も素晴らしいけど、南アフリカが勝った方がこの後の大会面白いそうだな」って感じて、隣で日本を応援してるママを横目に南アフリカを心中で応援していたんですよね。
でご存知の通り南アフリカが勝利し、その後準決勝→決勝も制して頂点までたどり着きました。
日本戦の後もひいきになった南アフリカを応援しましたから、優勝には興奮しましたよねえ。「デクラーク!」とか、軽く叫んじゃいましたから(笑)。
これはボクシングも同じで、
日本人の村田選手も好きだけど、もっと大好きなカザフスタン人のゴロフキン選手を応援させてもらいました。
前述の理屈からいえば僕は『松戸市民歴』より『日本国民歴』方が長いわけで、「なら松戸より愛着がわくはずの日本も同等以上の熱量で応援すべきなのでは?」となります。
ただ、これはちょっと違うんです。
当然僕は生後ずっと『日本国民』なわけですけど、常日頃「僕は日本国民だあ」と意識していることはなく、日々気にかけている情報の天気予報や洗濯指数は『松戸市』のものしか見ないわけです。
よって『松戸市民』を意識している時間の方が多いわけですから、よりそちらに愛着を感じているのはおかしくはないですよね?
そんなわけで、僕のスポーツ国際試合等における応援の優先順位を並べてみると、
好きな選手(がいるチーム)>地元選手(がいるチーム)>母国選手(がいるチーム)>母校選手(がいるチーム)
となります。
なんか「日本応援縛り」的なものがあると若干しらけちゃうというか、スポーツそのものの面白さが削がれる気がするんです。
伝わりますかねえ?
冒頭の会話みたいになるのがいやで今まで話してこなかったですけど、実際皆さんどうなんですかね?
僕みたいに、「好きな選手ありき」で母国や母校「じゃない方」も結構応援したりしますか?
マイノリティなのは自覚しています。
僕ね。
マジョリティになりたいわけでも、「人類皆なんちゃら」みたいな大風呂敷を広げたいわけでもないんです。
ただ「そういう応援基準の人もいますよ」ってことだけは理解して欲しいなと思うんです。前述の人みたいに言わずに。
そっちの方が絶対楽しいはずです。
というか、僕と同じ応援基準の方。敢えて言わないだけで、結構いらっしゃる気がするんだよなあ。
もしいらっしゃいましたら、別に名乗り出なくてもいいですから、この記事に「スキ」を押していただいて、心中で「私も~」と共感していただけると嬉しいです。
ああ、スッキリした~。
今度、スポーツの国際試合の記事でも書いてみようかなあ😃