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日本語は難しい?使い方間違っていませんか?Vol.2「役不足」と「力不足」

「役不足」とは?:役不足とは、その人の能力・力量に対し、与えられた役目が不相応に軽いことを意味します。

「自分の能力に対して役目が重い」と真逆の意味でとらえている人も多いようです。

文化庁が実施した「国語に関する世論調査」によると、役不足を本来の意味ではなく「本人の力量に対して役目が重すぎること」として理解している人が過半数を占めていることが明らかになりました。

「力不足」とは?:その人の能力に対して役割が重すぎることを指すため、役不足とは反対の意味を持ちます。

役不足は、力不足と混同されやすいため、「役不足=能力より役割の方が重い」と認識され、誤用されるのでしょう。

【役不足の間違った使い方】
役不足は、誤用されやすい言葉の1つですので、間違った使い方をする人も多いです。よくある役不足の誤用について例文。

誤)私はまだ未熟なため、このような仕事は役不足だと思います。
誤)私には役不足ですので引き受けられません。

役不足は下記のようなシーンで使うことができます。

● 実力よりも軽い仕事を依頼するとき
● 仕事が実力を下回っていると感じたとき
● 役職が不適切であると伝えるとき
● 正当な仕事を割り振って欲しいとき
● 与えられた仕事に不満を感じているとき

文化庁の調査によると、役不足を力不足として捉えている人の割合が過半数を占めていました。このように役不足は、誤用されやすい言葉の1つですので、目上の人に使う際には注意が必要。

日本語は難しいです、大変似た言葉であっても意味合いは真逆であったりします。

過半数の人が間違うともなれば、本当に気をつけるべきであります。

恐らく会話の中ではそれなりに誤用している人が多かったりするのでは?

でも結局自分もしっかり理解して使っていたという自信はありませんので、間違った表現をしていた可能性大です、せめて知ったからには先き行き気を付けて行きたいと思います、失礼に当たらず恥をかかぬように・・・。

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