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日本語は難しい?使い方間違っていませんか?Vol.10「お」や「ご」をつける美化語
美化語とは、丁寧の接頭辞「お」または「ご」を付けた用語です。
「お酒」「ご挨拶」などがこれに当たります。 全ての用語が美化語になれるわけではなく、日常よく使われる短い用語だけが美化語になります。
必ず美化語の形で用いられる用語
例 「おかず」「ご飯」
元の用語と美化語とで意味が変わってしまった用語
例 「お冷」(冷) 「おにぎり」(握り) 「お三時」(三時)
例外 「お電話」「お掃除」 漢語
丁寧の接頭辞が付いて美化語になった結果、敬語になる用語があります。
事務文書ではよく主語を示すために使います。
例 尊敬語 「お心遣い」 「ご教示」
謙譲語 「お相伴」 「ご進言」
家に関する言葉や、食べ物に関する言葉に多く、女性の書いた文に多く出現します。
丁寧の接頭辞の付け過ぎには注意する必要があります。
例 「おトイレ」「おビール」
もとは美化語だったのが、漢字の「御」がついて固定した固有名詞もあります。
例 「御所」「御神火」
敬語「お」と「ご」の使い分けのルールはシンプルで、あとに続く言葉が訓読みの言葉か音読みの言葉かで決まります。
訓読みの言葉には「お」、音読みの言葉には「ご」がつくのが日本語の基本的なルールです。
「お」あるいは「御」を付けて敬語にする場合の「お」と「御」の使い分けは,「お+和語」「御+漢語」が原則です。
ただし、美化語の場合は、「お料理」「お化粧」など、漢語の前でも「お」が好まれます。
調べてみますと意外と面倒なことに気付きます、そして普段自分自身が何気なくつかっている言葉がOKなのかNGなのはTPOにもよったりして微妙です。
また近年ではSNSの大普及もありまして、過去の常識も変わりつつあります。
丁寧語、尊敬語、謙譲語、美化語、等中々手ごわいですね。
「???」と感じることもありますし、自分が発信した文の中で間違いがあったり諸々でしょうが、不明な点は調べて正しく使うような習慣化が必要ですね。
迷惑や不快を与えぬよう、また「非常識、学がない!」と後ろ指を指されないよう注意です。