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人生二周目、還暦からの学び直し!VOL.9「俳句1」

俳句とは、季語を伴う5・7・5の17音で構成される日本固有の定型詩 。

俳句は 【5・7・5の17音にする】【季語を入れる】 の2点が大原則。

ルーツは、平安時代から次第に形成された和歌言語がその後、変化をし江戸
時代には十七文字と呼称され、現代では十七音とも表記されるようになりました。

代表作品を紹介します。

「古池や蛙飛びこむ水の音」作者:松尾芭蕉 成立:1686年

淀んだ水の古池は森閑と静まり返っている。が、一瞬ポチャっと蛙が
飛び込む音がする。後には再び静寂。

和歌では蛙はその鳴き声の情趣を詠むものであった。しかしここで着目
されるのは蛙の動きである。単純な情景に妙味を見いだした記念碑的な句。

非常に有名な一句で恐らく小学生の時に習ったような気がします。
目を閉じればそこに映像が浮かんできそうな気がします、それが俳句の良い
所でもあります、リズミカルに発音する中でも奥が深いって凄いです。

言葉遊びと言ったら失礼かも知れませんが僅か17文字でこれほど深く伝える
ことが出来るってやはり凄いと思います。


「菜の花や月は東に日は西に」作者:与謝蕪村 成立:1774年

一面の菜の花畑。太陽が西に沈んでいく一方で、東の空からは月が
のぼってきた。春の夕暮れの風景を壮大に描いている。

与謝 蕪村(よさ ぶそん、享保元年(1716年) - 天明3年12月25日(1784年
1月17日))は、江戸時代中期の日本の俳人、文人画(南画)家。

江戸時代に詠んだ句が現代まで息づいているのが凄いですね。

約250年の時間が経過したにも関わらず、今でも十二分に通じるのが凄いです。

松尾芭蕉、小林一茶と並び称される江戸俳諧の巨匠の一人であり、江戸俳諧
中興の祖といわれる。また、俳画の大成者でもある。写実的で絵画的な発句を得意とした。

独創性を失った当時の俳諧を憂い「蕉風回帰」を唱え、絵画用語である「離俗論」を句に適用した天明調の俳諧を確立させた中心的な人物である。

絵は独学であったと推測されている。(ウィキペディアより抜粋)

それにしても江戸時代のことは良く分かりませんが、今からは想像も出来ない時代であったはずですが、どうしてこれほどまでに長く生き続けられるのか?
と言いますか、それが文学であり芸術の証なのでしょうかね?

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