今更人に聞けない四字熟語vol.1「満身創痍」「大言壮語」
日本で使われている四字熟語の起源大きく2つに分けられます。 まず、大昔の中国で起こったできごとや思想家が残した言葉をもとにした故事成語。
次に、仏教の教えや道徳を説いた仏典からの四字熟語です。 先人の知恵が凝縮。「人とは何か」という問いかけや、「関与する物事によって、人の心や世の中がどのように働くか」を、遥か昔から学んできた教訓により、後世に『四字熟語』として伝えられてきました。
そんな背景がありますが、生まれてこの方非常に多くの四字熟語に出会って
参りましたが、知っているようで良く分からないが多いような気がします。
そこでチョット気になった四字熟語を紹介させていただきなら、再度学び心を復活させようかと思っております、人生の知恵が詰まっているはずですから・・・?
「満身創痍」(まんしんそうい)
【意味】
体中傷だらけであること。 転じて、心身ともに痛みつけられ傷ついて
いるようすをいう。 「創」と「痍」はともに、きずの意味。
【語源】
中国の古典「史記」に出てくる故事から来ています。ある戦いで奮闘し、
全身に傷を負った武将の状態を表す表現として用いられていました。
そのままの意味で使われることが多いです。
【例文・使い方】
(1)試験勉強を終えた後、満身創痍の状態になった。
(2)仕事でミスを連発して、満身創痍の状態になった。
(3)スポーツの試合後、満身創痍の状態だった。
「大言壮語」(だいげんそうご)
【意味】
おおげさに言うこと。 できそうにもないことや威勢のいいことを言うこと。
また、その言葉。 口では大きなことを言っても実行が伴わないこと。
【語源】
「大言」と「壮語」という似た意味の二つの熟語を組み合わせて、より「行動が伴わずに口だけ」のニュアンスを強調した四字熟語になります。
中国由来の故事成語などではありません。
【例文・使い方】
(1)無茶とは分かりつつも大言壮語を吐いてしまった
(2)彼は大言壮語ばかり言う人だ
(3)大言壮語のつもりはなかったが、そういった印象を与えてしまった
使いこなせる人になりたいものです、くれぐれも使い方を間違えないようの
その為にも「意味」「語源」は押さえておきたいものですね。