名作劇場「童話の世界から:日本編」vol.1「桃太郎」
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
おばあさんが川で洗濯をしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。
おばあさんは大きな桃をひろいあげて、家に持ち帰りました。
桃を切ってみると、なんと、中から元気の良い男の赤ちゃんが飛び出してきました。
おじいさんとおばあさんは桃太郎と名付けました。やがて強い男の子になりました。
成長し、おばあさんにきび団子を作ってもらうと、鬼ヶ島へ出かけました。
旅の途中で、イヌ、サル、キジに出会いきび団子を与えお供にしました。
鬼が島では皆で鬼を倒し、財宝を持ち帰りました!
おじいさんとおばあさんは、桃太郎の無事な姿を見て大喜びです。
そして三人は、宝物のおかげでしあわせにくらしましたとさ。
以上、簡単なあらすじですが、色んな教訓や解釈が出来ますね。
由来:特定の伝説に拠る物語の由来については諸説存在し、それぞれ論争
のあるところである。桃太郎の起源を岡山とする説に関して、戦前の頃までその支持は、愛知県や香川県をゆかりとする説に大きく後れを取っていたが、1960年以降の岡山地域の促進運動によってその知名度が上がっています。
成立過程:物語としての成立年代は正確には分かっていないが、原型(口承文学)の発祥は室町時代末期から江戸時代初期頃とされています。
古くから語られていた物語ですが、作者が誰で何時書かれたものかの特定は
難しいようです、それが各地で発祥した言い伝えの先なのか・・・?
しかし、考えてみたら発祥が室町時代となれば本当に古いし、それが現代にも生き残っているってことは、相当なメッセージが秘められているかもですね。まあ一つの創作物語としても見方、考え方の違いで凄く大きな差になります。
桃太郎が、犬、さる、キジを子分にするのもきび団子を使いパワハラ気味だったかも知れず、もしや団子じゃなく麻薬の粉団子だったかも?
鬼が島での鬼退治だって、もしかしたら鬼は悪党でなく、単に桃太郎が財宝
欲しさに略奪に走ったのかも、例えようはいかほどにもなります。
要は如何に読むか、自分なりの解釈で人生に生かしていくかですね!
もしかしたら現代では「桃太郎=○○〇」という何らかのイメージが先行しているかもですね、時代が進めば人も変わりますから・・・。