裁判員体験記3(緊張の初日~法廷に立つ)
抽選があった日から3日後に初出勤となりました、集合は9:30。
20分前には着きましたが、既に8人中5人は来ていました、皆様早い・・・?
前回の説明&抽選日とは違い本日より本物の裁判と向き合うことになります。何とも言えない緊張感と天邪鬼的野次馬根性が交錯していました。
これから先なにが起きても全て初体験、還暦を迎えた身にとってはワクワク・ドキドキのことなのでしょうか?
まず初めに裁判官殿より全体の説明がありました、裁判とは如何なるものか
そして裁判員の役目は専門の裁判官と同様に「被告は有罪か無罪か、有罪で
あった場合の量刑は?」要はしっかり裁判に参加しジャッジするってこと。
法律の知識も学もない者が人を審判するなど到底無理だと思いましたがそんな素人目線、世間常識に照らしての判断でOKと言われ少々安心しました。
何を言われても初めてだし常識も非常識もその範疇も分からず、とりあえず
裁判官殿の言うことを聞き裁判員の面々と協力してやって行くしかないみたい。
まあそんな不安が正直な気持ちですが、選出されてからには最後までやり
通すしかありません、きっと終わるころにはそれなりになっているのでは・・・?
そして、法廷の見学に行きました~初体験にて感想は「TVドラマや映画で観たものそのもの、でも自分の席が用意されており裁判官側の席とは何とも言えず景色は良いけど何となく違和感と偉くなったよう気分・・・。
この時はまだ他人事で裁判中に自分が質問を投げかけなければならないとは
思いませんでした、座って話を聞いていればいいんだよね~って他人事?
傍聴席にも証言台にも立ったことはあいません、社会見学で訪れた経験もなく本当に生まれて初めてみる法廷が現実目の前にある違和感がたまらない・・・。
法廷デビュー前にはレクチャーも受け色々聞いたりしましたもしました。
結構頻繁に休廷時間がとられているみたいですが、もし裁判中に体調が悪く
なったりしたら各席に赤と黄色のカードがあるので裁判官宛提示してください。
黄色の場合は休憩を極力前倒しにします~赤の場合は即休廷します、とのこと。
また席の前には2人で1つのモニターがありそこに色々証拠等々が写し出されるとのこと、&個々人の前にはマイクがあって話すときは使います。
法廷に入るには、まず裁判長が先に入り法廷内の準備が整った後に呼ばれて
入廷します、そして自分の席に向い起立し「一同礼」の後着席。
たったそれだけのことでも毎回緊張を味わうことになりました、だって法廷内の全てが見渡せるのですから・・・。