ハラスメントについて考えるvol.8「リスハラ」リストラハラスメント
リストラハラスメントとは、リストラの対象となっている人に対して、主に自主退職するように仕向ける嫌がらせを指します。
【リストハラスメントの定義】
対象者の直接の上司をはじめ、周囲の社員が理不尽な振る舞いをしたり、
突然閑職に追い込んだりするなど、さまざまなケースが報告されています。
厚生労働省は「職場内のさまざまな優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為」
リスハラの被害者はリストラ対象者であるため、管理職階級が多いと言われています。
特に中小企業では、退職金を削減するために自己都合の退職に追い込もうとする傾向があるようです。
従業員は労働契約法によって守られており、企業側から一方的に解雇されることは原則ありません。企業側は従業員が自発的に退職の意思表示(辞職)をしてくれるよう、退職をはたらきかける「退職勧奨」を行う場合があります。
しかし退職勧奨がうまくいかず、リストラ対象者から「退職を強要された」と受け取られれば、リスハラとなり得ます。
<リストラハラスメントの類型・リスク>
・自主退職を断ったところ自席が突然別室に移され、他職員との接触を禁止された
・自主退職を断ったところ配置転換され、能力に見合わない業務を押し付けられた
・自主退職を断ったのに執拗に退職届の提出を迫られた
・退職勧奨の際に「無能だからリストラ対象になるんだよ」などと言われた
・退職勧奨の面談回数が多い、面談時間が長い、また、面接で不当な言動を受けた
【リスハラの判断基準】
リスハラに当たらない「退職勧奨」
しかし、退職勧奨がうまくいかず、リストラ対象者から「退職を強要された」と受け取られれば、リスハラとなり得ます。
リスハラと認定される可能性のある行為とは?
・自主退職を断ったところ自席が突然別室に移され、他職員との接触を禁止された
・自主退職を断ったところ配置転換され、能力に見合わない業務を押し付けられた
・自主退職を断ったのに執拗に退職届の提出を迫られた
・退職勧奨の際に「無能だからリストラ対象になるんだよ」などと言われた
・退職勧奨の面談回数が多い、面談時間が長い、また、面接で不当な言動を受けた
リスハラ防止のための「退職勧奨」は、正しい手順で!
退職勧告は中小企業の管理職に多いとのこと、該当される方は十二分な
注意を・・・変な苦労を背負わぬように!
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