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単位制高校生の大学受験挑戦物語(実話)③

さて、単位制高校生としての生活がスタートした。

コンビニのアルバイトをして、ある程度貯金ができた。

よし!
勉強は好きだし!
大学に行くためにも塾に行くぞ!!!

そう決心したものは良いものの、
はて?どの塾に行こう?

塾と言っても様々ある。
皆んなで受けるクラス形式の集団塾。オンライン塾。個別塾。

ただ、私は塾に関してはエキスパートだった。
中学受験は、集団塾と個別塾の併合。
高校受験は集団塾。
(塾に関しても複数回、転塾?歴あり)

そして私は答えを導き出した。
①まず、教室が怖くて入れないから集団塾は❌
②個別塾は行ける。かもしれない。
③個別塾にしても、緩い個別塾だと生徒の好きにさせて合格を勝ち取れない所もある。
④オンライン塾は質問できないから🔺

よし!個別塾に行こう!
個別塾を色々探した。

名前は伏せるが、一度通ったことがある近所の個別塾は選択しなかった。
何故かと言うと生徒の好き放題にさせて、ご機嫌を取り、クレームが出ないようにし、不合格となると申し訳ございません。運が悪かったのかもしれません。
の一言で片付けられたことがあるからだ。

今回の私は違うぞ!
人生がかかってるんだ!何がなんでも行きたい大
学に合格させてくれる塾に行くんだ!

まぁそんなこんなで、その塾は選択しないとして、近所で色々な塾の面会に行った。(たぶん5つくらい)

そして、良い塾が見つかった。
自宅から3駅くらいある塾である。

私は塾のインターホンを鳴らした。

ピンポーン。

塾長「はい。開けますからね〜。」

私「失礼しま〜す。」

塾の後ろの方からパタパタという足音が聞こえた。
そして対面。塾長は立ち尽くしていた。

私「?。こんばんは。」

塾長「あぁ。こんばんは。中に入って〜。」

指導室のような場所に入る。

塾長「いやぁごめんね。少し驚いてしまってね。ファッションが好きなのかな?塾にヒール👠で来る子は初めてだったから。」

はっ!自分の服装を振り返った。
胸がはだけた服にレザーのミニスカート。トレンチコートはもちろん開いている。そして網タイツにデニム色のピンヒール。
そして、ほぼ金髪に近い髪色。メイクもばっちり。

ほぼ、リアルビリギャル状態じゃないか!!!
なんだか恥ずかしくなった。

私「すみません、、、。」

塾長「いや、謝ることじゃないよ。でも何故、塾に?」

私「いや、勉強は好きなんです。大学にも行きたいんです。高校は単位制なので、受験の指導は望めません。なので、塾で勉強しようと思いまして、、、。」

塾長「あー。〇〇高校だね?」

私「はい。模試の結果も持ってきています。見てもらえませんか?」

塾長に手渡した。

塾長「う〜ん。どこの大学に行くかにもよるけど、やり方によっては大学進学できるな!」

私「まじですか!?」

塾長「うん。まじ。国語がずば抜けてできている。他は壊滅的だけど、、、。」

(話は脱線するが、読書が昔から好きで国語は得意だった。古典に関しても動物が動物と話す世界線などもある事が知り興味が湧き、古典もそこそこ読めていた。)

私「じゃあ、何をしたら良いんですか?!」

塾長「英語だな。どこでも英語は受験科目だからな。」

私「じゃあ英語します!!!」

塾長「分かったからちょっと待って!入塾して貰わないと指導できないから、一旦持ち帰って親御さんとお話して下さい。」

私「分かりました!」

お話が終わると颯爽と塾を後にした。
あの時ほどキラキラした目でピンヒールを鳴らしながら歩く高校生は私だけだったと思う。


帰宅して両親に話した。
両親も承諾。
塾代は自腹でということで入塾を認めてもらった。


後日、塾で両親と私で話し合いの末父の承諾を得て入塾。メンタル面の事もあった為、とりあえずは週1で塾に通うことになった。

ここから高校、アルバイト、受験勉強の生活が始まる。

💜本日はこの辺で👋💜

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