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#11 教雲寺(広島市安佐北区)-People

お寺をめぐるブログ「テンぷら」。今回は、広島市安佐北区の「教雲寺」さんにおじゃましました。普段のお参りや仏教行事のみならず、Youtubeや音声配信、グリーフケアなど多方面で活動の場を広げられています。

ーお寺の方の自己紹介をお願いします。

住職の藤井大樹(ふじいひろき)です。30代後半で先代の跡を継いで住職となり、今年(2025年)で4年目となります。
学生時代から音楽を続けており、現在もギターを弾いたり音響の仕事に携わったりしています。ほかにもカメラやフットサルなど、いろいろなことに興味があります。

音楽療法士の資格も持つ御住職

40歳になったのを機に、YouTube配信を始めました。仏教に関することをはじめ、音楽療法やグリーフケアに関わる話題など、さまざまなテーマでお届けします。視聴数よりも、後世に残すことを目的として良質なコンテンツ制作を心掛けています。ぜひご覧ください!

ー好きな仏教の教えは何でしょう。

本願海、大智海、生死海、海一味……。浄土真宗の開祖である親鸞聖人は、「海」という言葉をよく使われます。
海は広大で、悟りの世界にも通じる混とんとしたもの。私は自然に囲まれて育ったせいか、この「海」という言葉が思い浮かびました。

内陣(本堂の中央正面)で輝きを放つ御本尊

ーお寺ってどんな場所だと思いますか?

「気づきの場所」でありたいと思います。宗教ってあたたかいだけではなく、ときに痛みを感じたり、煩悩と向き合ったりすることもある。悲しみを感じたとき、その気持ちを否定せず「これもひっくるめて自分なんだ」と気付くことが大事です。
どんな心も大切にしていいんだよ、と伝えていくのが、お寺という場所だと思います。

ーこれからどんなお寺にしていきたいですか?

これまでもそうでしたが、人に社会に「開き続けるお寺」でありたいです。僧侶として教えを伝えることはもちろんですが、お寺は運営事務など見えない作業が大半。それを怠ることなく続け、支えてくださる方々とともに今後もよりよいお寺を目指していきます。
また、布教、Youtube、音楽療法、グリーフケアなどの活動も続けたい。だから、年間で休める日は数えるほどです(笑)。大変だけど、今後もがんばっていきたいですね!

(藤井さんが世話人をしているグリーフケア講座のウェブサイト。活動は新聞にも取り上げられました)


教雲寺(浄土真宗本願寺派)
【住所】広島県広島市安佐北区安佐町後山260-1
【電話】082-838-1032
【Web】https://www.kyounji.online/
【SNS】Instagram
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【配信】Youtube
      Voicy(音声配信)


「お寺の広報部【てとら】」

#お寺 #仏教 #寺めぐり #広島

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