映画『沈黙』の窪塚洋介はすごかった。
先日、『沈黙』という映画を観ました。
ものすごく良い作品でした。
江戸時代の「隠れキリシタン」をテーマにした、遠藤周作の小説を、マーティン・スコセッシ監督が映画化したものです。
名監督の映画に、窪塚洋介さんがキャスティングされたことが、ちょっとした話題になりましたが、彼の演じる「キチジロー」は、この映画のキーパーソンです。
本作には、様々な立場の人物が登場します。
それぞれの人物の中にある、「宗教とは何か、人間とは何か、愛とは何か」が対立しあうのですが、切り取るシーンによって、感じ方が180°変わってしまいます。
この作品の中では、すべての人物が正しく、そして間違っているように見えるのです。
その混沌のなかを、通奏低音のように、ある意味純粋に這いつくばっていくのがキチジローだと、ぼくは感じました。
名作ですので、よろしければ一度ご覧ください。
Amazonプライムからも観れます。
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