鉄筋ヲタクが考える!不動産屋さんって何者

現在不動産会社で土地仕入れの営業マンやってるあいるです!
さて。今回は自分自身が何したいのかよく分からなくなってきたので、脳内整理も兼ねて語ります!
そして!もし、同僚やTwitterで繋がってる人がこれを読んで、

「はぁ?舐めとんのかワレ」

と、怒らないか超絶恐怖しています!
なので最初に謝ります。
大変申し訳ございません。


何故不動産屋に???

ではまず最初に。
あいるが何故不動産屋に入ったのかを語ります。

あいるの社会人経験は年齢の割に意外と長いんです。高校の頃からアルバイトですが仕事に触れてきました。更に言えば、小学生の時は家業の手伝いとして農業に関わった事もあります。その他両親祖父母の仕事というものを間近で見てきて早23年…ずっと思ってきた事があります。

<あいるは家族で1番のお金持ちになりたい!>

何故こう思ったのか詳しい話は割愛するとして、稼ぐ大人になりたいと常思っています。
あいるの学歴は普通科の高卒。専門性の高い知識は無く稼ぐ方法…よし、営業!という安直な思考の末まず建築業界の人材派遣会社の営業マンとして前の会社に入りました。
しかし。

「1回現場行って現場監督ってモノを学んで来いやぁ」

と言われ現場へ。
結果としてとても大きな経験や出会いをいくつも果たしたので良いんですが、いざ営業マンになってみると散々…あいるより1年ほど遅く営業部に入った女子は現場監督の経験無くストレートに営業マンへ。いくら人手不足とは言えあいるの1年は?とまず不満。
そして1番の目的の給料は施工管理の時よりもガタ落ち…確かに最初に説明はあったものの、年収を提示され下がると言ってもそこまで下がらないから大丈夫!という説明。営業マンになりたかったあいるは二つ返事でOKしましたがハチャメチャに大後悔。ちなみにインセンティブはありません。
そういう焦りなのか、中々契約も上手くいかず更に凹む日々…一応保身のために言います。ゼロでは無いですからね!?

そして部長から言われたこと。

「あいるちゃんの営業は真面目過ぎるんよねぇ。やり方が営業より事務っぽいんよ。もっと勢い持ってガンガン行こうや」

……真面目にやって何が悪いんや。営業電話でも打ち合わせでも、若い女子やからって舐め腐ってくる相手さんに料金、派遣するスタッフさんの質を納得さすんにキャピキャピしてて何になる!?きっちりせんと足元見られるやろが!!!
真面目にせんかった結果割を食うのは営業マンやなくて、派遣されるスタッフの方やぞ!?部長が褒めるイケイケどんどんの主任のせいで肩身の狭い思いした人間の1年をなんやと思っとるんや!?!?

と、あいるの中で何かが弾けた瞬間でした。
そこからはもう転職へ真っ直ぐ舵を切って転職サイトで求人を漁り、会社の社長経験のある友人に相談したり、とにかく転職活動。

施工管理の時に建物が大好きになったのもあり、建物が関係する仕事をしたくなったあいるは、稼げる営業×建物ということで不動産業界へ。

入ってみて分かる。やばいやつやん

いざ不動産屋さんの営業マンに。
人材派遣会社の時よりも簡単にポンポン取れるアポイント。訪問すればお茶まで出してくれて話も聞いてくれる…こちらの事をきちんと商売相手として接してくれる…なんて凄い業界なんだ!と感激してました。

あいるが働いてるのは大阪です。
大阪には探せばたくさんの不動産屋さんがあって毎日回っても回りきれないでしょう。勿論門前払いも当たり前ですが、それでも楽しく営業活動が続く日々……

とは行かず。

あいるは話好きなので相手が許す限り居座れる自信があります。話が盛り上がると必然とぶっちゃけ話をしてくれる方もいらっしゃいます。

その結果。

お金の話、如何にエンドさん(一般のお客様)を口八丁で納得させるか、どこそこのお偉いさんにこんな接待されたとか……
確かに勉強になる話もたくさんあるんですが、それと同時になんとも言えない、手放しで凄い!と言い難い話も耳にします。
最も、それが営業マンでそうゆうもの。
と言われたらそれまでですし、あいるの考えが甘いというのは百も承知です。

あいるが人材派遣でも現場監督でもなんでも真面目にしてきたのは他人に自慢出来る、誰に話しても恥ずかしくない事をしたい。
よく両親祖父母から言われたのは。

「他人は他人。あいるはあいるが良いと思う事をやれ。他人が悪い事しよったらお前も同じ事するがか?」

古臭いと言われるかもしれないですが、目先の欲で動かないよう自分を律する事をよく言われました。言ってる本人達は決して熱心な教育パパママという訳でも、厳格なおじいちゃんおばあちゃんでもなく、むしろあいるの友人も認める陽気で面白いおっちゃんおばちゃんなんですが。
それでもあいるの根本にはこの考え方がある訳です。
このままで良いのかなという漠然とした不安がここ最近のあいるにはずっとあります。

配筋好き社長さん

ついこの前。飛び込みをきっかけにアポイントが取れた社長さんとお話した時です。

「どんだけ社員を育ててもみんな独立して居らんなる。やからウチは他では全くやってないビジネスモデルなんやで」

と、自社のビジネスモデルや社員に払いたい給料の金額、こうしていきたいなどの話をたくさん聞かせてくれました。

不動産業界では、大手さんや既存の不動産屋さんで修行した後に独立するというのがセオリーのようで、うちの社長もめっちゃ大手の出身です。
そして配筋好き社長さんはこうも言いました。

「なんでみんな独立するかって、不動産屋の仕事は覚えれば誰でも出来るからね。不躾やけどあいるちやんの会社のビジネスモデルもありふれたもんやろ?」

あいるは「はい!その通りです!」と即答しました。

業界は同じで似ていても、全く違う事をしている。あいるが理想とし、考え続けていた答えが急に目の前に表れたんです。

創作作品ではよく大奥や後宮を蠱毒に例えると思います。同じ場所にたくさんの女性を囲うと毒になる。不動産業界にも少なからず当てはまるのではないかと思いました。
現在不動産の価値は高まる一方。土地や建物なんて狭い日本に限られているのに不動産会社は増える…今までと同じ事をしていて、生き残る人と生き残れない人が出てくるのでは?

お話の最後に社長さんに問われたのはまさにそれでした。

「あいるちゃんの思う生き残る社長と生き残れない社長の人間像ってどんなやと思う?」

咄嗟に過ぎったのは施工管理時代経験した、部下から慕われていて現場を成功させ出世した所長と、ブラック現場と呼ばれ配属されたら終わりとまで言われた現場の所長でした。
何故そこまでの差が出るのか…

ここからはあいるの持論です。きっと何言っとるんやこいつ。と思う人も居ます(理想が高過ぎる、机上の空論という意味で)。

物事に筋を通し義理堅く、優しさも厳しさも持って嫌われる事を恐れない。そうゆう人を惹き付ける人が生き残るのでは。社長という観点に目を向ければ更に追加して。変化を厭わず、新しいものを見付ける。

しかし人間臭さも持ち合わせる。
例えば賄賂を受け取る、新地のクラブで綺麗なお姉様を侍らす。これすら他人の目には茶目っ気や、英雄色を好むという受け取り方にさせる。そんなカリスマ性を持った人が、例えば坂本龍馬や織田信長の様なそういう人が生き残る社長像なのではと思います。

事実として、先述した両親祖父母から教わったあいるの根本にある概念。これを覆されたのも施工管理時代に経験した大きな出来事のひとつです。
その他にもまるでドラマのような出来事を間近で見る事ができ、刺激的な1年3ヶ月でした。

人を魅了する人に出会って一緒に仕事する機会に恵まれるというのは稀有な事で、幸せな事だと思います。
あいるはそんな機会に恵まれる事を願うと同時に、出会えた時のあいるがそういう人の役に立つ強い社会人に、土方歳三や沖田総司の様な存在になれるよう堅実に真面目に社会人をやって行きたいと思っています。

考えた結果

不動産屋さんが何者か鉄筋ヲタクのあいるが考えた結果。

千利休みたいな、茶人の顔と商人の顔の二面性を持つ営業の鏡の様な人達。

そう思いました。

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