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口角を上げて過ごしてみる

私のパートナーは俗に言う「末っ子」です。いきなり何を言い出すんだって話なんですけども。そして私は「一番上」です。

タイプ論的なお話であまり好きではないのですが、生まれや育ちというものは、人格の形成に大きな影響を及ぼしがちです。やはり長男・長女は人に対してお世話をしがちになりますし、末っ子は甘え上手だったりします。

例に漏れず、私も世話焼きな側面があります。そして、パートナーの末っ子パワーに疲れてしまったり、イライラしてしまうこともあります。実は最近もそんなことがあって、ふと「いっそ相手に対する『なんでだろう?』という気持ちを一旦横に置いて、笑顔で対応してみてはどうだろう?口角を上げて過ごしてみてはどうだろう?」と思いつき、絶賛実践中です。

やってみると、口角を上げることのメリットは意外と大きいようです。

というのも、笑うことを意識すると、自然と相手に対して不思議と寛容になれるようです。脳には口角を上げることで「今、笑っているっぽい」と感じる仕組みがあると以前聞いたような記憶があります。そういう感じなんでしょうか?
(ソースがないので違ったらごめんなさい)

とはいえ、実際笑っていなくても、口元をほんの少し動かすだけで気持ちが和らぐような感覚が私としてはあります。また、笑顔を意識することで、相手に対してやわらかい対応も出来るようになりました。やわらかい対応をすると、相手のイライラというか、テンションもトーンダウンするようです。例えばですが、パートナーと実際に以下のようなやり取りがありました。

  1. 相手の過失があって、それを報告した

  2. 相手は言われたことを不満に思い、イライラし始めた

  3. こちらが応戦をせずに、そうなんだね、わかったよと対応した

  4. 相手がトーンダウンして、イライラがなくなった

一見すると相手の非を横にポイ捨てして問題を先送りしたように思いますが、この「一回トーンダウンする」というのがとても大切です。というのも、一回落ち着くと、意外と冷静に相手の立場を考えられるようになるからです。
すると不思議と、相手も自分の非を認めて行動を改めてくれたりします。

もちろん、このやり方は「一回自分のイライラを自分で消化して相手の立場を尊重する」手順が必要になります。精神的負担はゼロではありません。というか、こちらが最初に迷惑をこうむっているので、すごく理不尽な気持ちになります。ですが、最終的なメリットが約束されていると分かれば、やることはそれほど難しくありません。

そしてなにより「自分の人間の器が大きくなった」ような気持ちにさせてくれるのが一番嬉しい収穫でした。

私が思うに、余裕のある人というのは、他人を不用意に攻撃しません。魅力ある人は自分の心を自律して、他者を尊重することができます。周囲を笑顔にする人はどこかゆったりとして、生き急いでいません。そんな人を目指すきっかけのようなものを学ばせてもらったように思います。

以下に、テキトピア教おすすめの口角上げトレーニング(?)を紹介しておきます。ぜひご覧ください。(テキトピアってなに?という方はブログの最後をご覧ください)

無理なく「口角上げ」をしてみる

口角上げを「必ず毎日やらなきゃ」と決める必要はないのだと思います。ほっぺたが普通にしんどいです。無理をして続けることが負担になるなら、テキトピア教的にはやるべきことではありません。
大事なのは、気づいたときにふとやってみることだと私は思っています。たとえば、朝の準備をしながらとか、窓の外を眺めながらとか、そんなタイミングで気軽にやってみるのがいいと思います。

自分にも周囲にもゆるく、やさしく過ごす

他者に対して「なんで」「どうして」「でも」「だって」という否定の言葉が頭に浮かぶ時、その裏側には「他者への期待」が隠れています。「なんであの人はそうなんだろう」という気持ちは「こうあって欲しい人物像」があるから生じる気持ちです。ですが、人にはそれぞれ人格や能力というものがあります。まずは自分のものさしで他者に期待をすることをやめてみることがおすすめです。

他者を変えることは難しいものです。ですが、自分を変えることは実はそれほど難しいことではありません。
他者にこうあって欲しいという願望を持ち、人にイライラしてしまう場合は、まずは口角を上げて気楽に構えてみましょう。そして「まあそんな人もいるよなぁ」とテキトーに流してしまいましょう。
忘れてしまえば人の行動なんて些細なことだと気づくはずです。人は人、自分は自分。このスタンスで生きていき、押し付けも押し付けられもしない生き方をすると、自然と魅力的な精神をもった人間になっていくことが出来ると思います。

自分にもやさしく、人にも過干渉にならない。押し付けではないやわらかい態度で人と接することで、自分の心も豊かに、相手からも評価される人間になっていくことができます。

疲れたときや気分が乗らないときも、「自分なんて」と自らを卑下せず、できる範囲で自分に優しくしてみる。「そんなときもあるよね。でもまあそれはそれでいいじゃん」と、ラクな気持ちで認めてしまうのもアリなのかな、と思います。
気楽な心持ちで日々を過ごすヒントを探したい方は、ぜひテキトピア教をのぞいてみてください。


はい。今日はここらへんで終わりにしたいと思います。ここまで読んでいただいてありがとうございました。

テキトピア教については、以下のリンクよりご覧ください。ランチ一回分の料金でお読みいただけますので、興味がありましたら是非。

ではでは、今日もテキトーに生きていきましょう。


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