#27 「人のつながり」を意識しよう
こんにちは!てけ王です!🐔🍗
さて、結局ナレッジマネジメントって人間中心なんだよねという話を以前しましたが、要するに人のつながりに他ならないんですよね。
簡単に言うけど、どんなふうにつながるのか?
更にいうと、どんな仕組みを仕掛ければよいのか?
もったいぶらずに太っ腹に伝えてしまいます!
③人のつながり
・スタッフ制度
以前にも出てきた「スタッフ制度」
通算57名の方がスタッフになりました。
元々経理部門から始まったこの活動でしたが、部門を越えて会社も越えて、実に様々な職種・役職の方がスタッフとして参画しました。
スタッフの一番のメリットは、「普段の仕事では、けっして繋がらない人と繋がれたこと」だったと思います。
シュンペーターの説く新結合ですね。
離れた知識と離れた知識の結合は、イノベーションが起こるきっかけになります。
スタッフは、管轄の参加者を大事にしてくれます。
・管轄の方へ、おすすめナレッジやイベント紹介のメールを送る
・新しく参加した人に、自分が担当スタッフです、と挨拶メールを送る
・期初には、僕が皆さんの担当スタッフです、と挨拶メールを送る
このように関係性をつくっていました。
・ラウンドテーブル
当活動を支援してくれているマネジメント層とのラウンドテーブル。
知識人のナレッジを吸収して、皆で共有する。
質問形式で行うことで、ためになる話をたくさんいただけました。
以前、「知識の粘着性」という話をしました。
スピーカーが一方的に話す場はよくありますが、「寄ってたかって質問しまくる場」は、暗黙知を表出するためには大変効果的です。
・みんなの職場紹介
部門の壁を取っ払おう!みんな仲良く!
そう思って始めたのが、「みんなの職場紹介」です。
大きな会社でしたのでやはり、他の職場にどんな人がいてどんなことをしているか、分からないものです。
「人となりを知る」
これはナレッジマネジメントに重要なキーワードでしょう。
ダニエルキムの成功循環モデルにも通じる話ですが、関係性も構築できていないのに成果など生まれるわけはありません。
※成功循環モデルについては、前回の記事に書きました
職場紹介は、20拠点くらいやりましたかね。
職場の写真やお仕事の内容を紹介したり、メンバーの顔写真を掲載して紹介したり。
3Dカメラを使って事務所内をストリートビューのように紹介してくれたり、
ドローンを使って工場の全景を見せてくれた拠点もありました。
皆さん、趣向を凝らして楽しく紹介してくれました。
・オープンイノベーションの会
他社様との、異業種同職種の情報共有の場をアシストしました。
1つは経理部門、もう1つは開発部門。
他社がどんな仕事をしているか?それだけでも新たな気づきやアイデアが生まれます。
そもそも、そんな場はあまり無いですよね。
作ろうとしても、時間とお金を掛けて、結局長くは続かない。
なぜ続かないのか。
「関係の質」を高める前に、「効果」ばかりを求めるからです。(同じことを繰り返していますが、これ絶対そう思うので何度も言います(笑))
そんな実例もありました。機会があったらお話ししようかと思います。
④ミドル層の巻き込み
ミドル層を巻き込むことが肝心だと、多くのビジネス書で言われていますよね。
僕も賛成です。
しかし、云うは易し、行うは難し。
直接ミドル層を巻き込む施策、そんな魔法のようなワザは無いですよ。
しかし、例えば次のような施策でチームの士気を高めることができて、それを治めるミドル層を巻き込むことができたことは確かです。
・チームランキング
SECIモデルを偏差値評価したチームランキング。これは先述の通りです。
実際にSECIモデルを業務に活かしたという事例が生まれました。
こんなにも社内で「ナレッジマネジメント」「KM」「SECI」というワードが飛び出す会社、人数ベースではたぶん日本一だったと勝手に思ってます。(だって普段、そうそう言わないワードでしょう?)
・アクセス100超メール
投稿したナレッジが100回活用されたら、その投稿者の上司をCCに入れて感謝のメールを送る、というものです。
これによってミドル層の方が「部下がいかにがんばっているか」を知ることができます。
また部下の方も「上司に認められた」「褒められた」と、さらにモチベーションが上がると言う効果を生み出しました。
ちなみに、「上司」はどのように管理していたか?
都度都度、メールやイントラサイトにある組織図などを使って調べていました。
参加者が2,000人ほどになっても続けていたんですよ。
マメですね僕(笑)
でも参加者が増えたら大変過ぎて、ついに挫折しました(笑)
今回はここまで!
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