シン映画日記『午前4時にパリの夜は明ける』
新宿武蔵野館でシャルロット・ゲンズブール主演映画『午前4時にパリの夜は明ける』を見てきた。
1981年から88年のパリの片隅で暮らすエリザベートと息子、娘の母子親子とホームレスの少女タルラとの付き合いの中、家族、恋、仕事で悩んでいる親子二世代を描く。
四十路で2児の母親でもあるエリザベートは夫と別れたことをきっかけに、自身が聴いていた深夜ラジオ番組の仕事に応募し、アシスタントとして働く。その番組の相談者としてタルラは行く場所がなく、エリザベートは居候をさせることに。
映画は
アラフィフ女性のエリザベートの視点と
エリザベートの息子で高校生のマチアスの視点を交互に見せ展開。
時代の変化とエリザベート、マチアス、タルラらの変化をゆったりとシンクロさせて見せる。
アラフィフのシャルロット・ゲンズブールも熟女ながら女性として見せてまだまだいける。
マチアスとタルラのボーイミーツガールな恋愛はありがちで凡庸。
全体的に地味なヒューマンドラマで落ち着いたかな。