借りぐらしのアリエッティを見て。
※ネタバレ注意でお願いします。
金曜ロードショーが借りぐらしのアリエッティだった。
もう三度ぐらいは見たことのある作品だ。
アリエッティたちの借りぐらしは見ていて興味深い。
ホッチキスの芯がはしごだったり、両面テープを足や手につけて机の足などを登ったりと最初の借り?狩り?のシーンは結構好きなシーンだ。
得に、お父さんの手際の良さにすごいかっこいいっとアリエッティと同じ感情がわきでてきたり感情移入しやすい。
アリエッティ家族が住んでいる部屋もなかなかに素敵だ。
ドールハウスの家を彼からもらう前の家の家具なんかはどうしてるんだろう?これまた別のドールハウスから人形用のものを使っていたりするのか、はたまた作ったのかなと妄想するのも楽しい。
得にフライパンとかはどうしてるんだろうなぁーとかね。
それと、初めてアリエッティとしょうくんが部屋で出会ったときの艶っぽい感じがとても繊細で儚い感じがして好きだ。あのシーンで彼に引き込まれた人も多そうだ。
アリエッティにとっては借りの失敗で悲しいイメージなのかもしれないが。
それでも、アリエッティがあのとき角砂糖を落としてなければ、彼が角砂糖とメモを置いていなければ、彼女が角砂糖とメモを放っておけば物語は進まなかったかもしれません。
角砂糖に感謝。
ってかしょうくんエモい。エモすぎるわなんか。なんなん?なんなん?!!!
好きです。
小人の中にも食文化や人種みたいなものもあるのがなんだかリアルだなとも思う。
スピラーはとても個性的なキャラクターで、野性的だが弓矢を引いて見せてくれたりアリエッティが、きになる素振りを見せたりと、野性的な中にも人間味があって素敵だ。
他にも、私が好きなシーンは、
花が咲き誇る庭の中で二人で会話をするシーンだ。
この世界は残酷で美しいを切り取ったような感じのシーンで彼の言葉にアリエッティと同じく心が少し痛むけれどそこも素敵だ。
え。全部素敵じゃんビビる。
最終的にアリエッティ達は人間の脅威に晒されることになるし、引っ越さないといけなくなってしまうけど、アリエッティは彼に出会えて良かったと思う。
人間はほんとに嫌な生き物なんだけど、いい人もいるという事がわかることができたのは家族にとってもいい経験だっただろう。
私も彼のようないい人の部類に入れるように努力をしたい。
あと、私も艶がほしい。
儚さもほしいし、色気もほしい。
品も欲しい。魅力たっぷりマンになりたい。
おっと、強欲な感じが出てしまった。
見なかったことにしてください。
それはさておき。
彼らは、人間以外にも動物や大きな虫、自然災害も私達人間よりももっと危険に感じることが多いだろう。
小人はしょうくんが言っていたように滅びゆく種族なのかもしれない。
でも、私達の世界にまだいるといいなと思いながら夢をはせてみても楽しいのではないだろうか。
きっと、あなたの近くにも、借りぐらしの小人達がいるかも。
素敵な作品。オススメです。