ワイのミートドリアの話
【音声版】
待たせたな!
俺だ。
今日は、引きこもって自炊ばかりしている俺が、おすすめのレシピを紹介していくぜ。
料理は旨ければ何でも良い。見た目なんざただの飾りだ。そんな強い思いで、俺はいつも食材たちに向き合っている。
突然だが、アンタはトマトソースかホワイトソースどっちが好きだ?
ちなみに、俺はどっちも好きだ。
甘かったな。1つだけ選ぶのが正解だと思うなよ!
常識を疑えバカヤロウ!
時には欲張りにもなるもんだ。
遠慮ばっかりする必要なんてないぞ?
自分に正直に生きようや。
トマトソースとホワイトソース。こいつらはどうしてこうも魅力的なんだ。選べるわけないじゃないか。どっちも好きだ。どちらとも付き合いたい。
そんな風に思うのは悪いことなんだろうか?
俺はそうは思わない。
1つに絞る必要なんてないんだ。
そんなトマトソースとホワイトソース。
それぞれの良さについて語っていこう。
トマトソースの良さ。
それは、トマトだ!
ホワイトソースの良さ。
それは、ホワイトだ!
以上だ。
答えになってないじゃないかだって?
うるせえ!
自分で考えろ。
誰かが正解を教えてくれるのが当たり前だと思うなよ!
1つだけ言えることは、この2種類のソースを使いこなすということは、料理の幅が大いに広がるということだ。グラタン、パスタ、ピザ、シチューなどなど。あらゆる料理にコイツらは出張で派遣される。大忙しだ。特にクリスマスに大活躍したことは、想像に難くない。そして、この世の中には、コイツらを同時に楽しめる料理が存在するらしい。
それはドリアだ。
俺が人生ではじめて食べたのは、サイゼリヤのミラノ風ドリアだ。当時小学生だった俺は衝撃を受けた。平静を装って食べたものの、内心はテンパりまくりだったさ。「これがイタリアか..というかミラノ風って何だよ」と当時どこにあるかも知らなかったイタリアに思いを馳せたもんさ。後に、中学生になってから思想強めの社会の先生が、第二次世界大戦時のイタリアが日本との同盟を抜けた出来事をディスりまくったもんだから、イタリアに対して複雑な思いを抱えるようになった。ただ、それでも、イタリアは俺のアナザースカイなのさ。
まあ、一度たりとも行ったことないけどな。
何なら、ヨーロッパに足を踏み入れたすらないぜ。
それじゃあ無駄話はこれくらいにして、魂を込めたミートドリア作りにとりかかろうか。以前にも料理noteを書いているので、ぜひそちらも見てくれ。
・ミートドリア
ミートドリア。パッと見、作るのがめんどくさそうだ。なぜかと言うと、2種類のソースを作らないといけないからだ。だが、思ったより時間はかからない。実はそんなに複雑な作業はないんだ。
どうしても、この作業が億劫な方は、俺のラジオでも聴きながら調理してくれ。10分なら体感でも10分。30分なら体感でも30分。「もうこんなに時間が経ってた!」なんてことにはならず、ありのままの時間経過を感じることができるぜ!
それじゃあまずはトマトソースだ。
このトマトソースにおいて、重要なのは合挽肉の焼き目と蜂蜜の存在だ。
まずは合挽肉。合挽肉に焼き目をつけることによって、トマトソースに香ばしさがプラスされるんだ。合挽肉はパックから出して、そのまま鍋にぶち込もう。合挽肉は下手にバラつかせるのではなく、塊のまま焼いたほうが、焼き目をつけやすいぜ。ジューシーに仕上げていこう。
そして、蜂蜜。コイツが入ることによって、コクが増すぜ。蜂蜜がなければ別に砂糖でも良い。まあ、俺はコクなんて何なのか分かんないけどな!コクって何を指すんだろうな?ただ、ほんのりと感じるような気がする。なぜか旨くなってるような気がする。それがコクだ。
さて、それじゃあ次はホワイトソースだ。
ホワイトソースは慎重に、時に大胆に作っていこう。火は弱火でいこう。強火でやるとバターは簡単に焦げちまう。薄力粉も濾しながら入れよう。薄力粉をぶち込む段階でダマになっちまったら意味がないからな。
このパートで特に気をつけなければならないのは、ダマにならないようにすることと焦げないように火力を調整することだ。焦げちまったらすべてが台無しだ。
焦げちまうとどうなると思う?
そうだ。
ブラックソースになるんだ。
アンタの腹の中みたいな色になっちまうぜ。
俺のように清く純粋なホワイトソースを目指してくれや!
いよいよ、最後の工程に入ろうか。
ご飯の上にホワイトソース・トマトソース・ホワイトソース・トマトソースの順にかけていこう。そして、仕上げのチーズをぶっかけるんだ。
後はオーブンにぶち込んでチーズに焼き目をつければ完成だ。もちろん、オーブンがなければトースターでも良い。
トマトソースにも、ホワイトソースにも火は通ってるからな。あくまでチーズに焼き目をつけるだけだ。
そして、完成だ。
俺は思い出したさ。
初めてサイゼリヤでミートドリアを食べたあの日を。
そして、1つ言えることがある。
このミートドリアはサイゼのものを優に超えているということだ。思い出補正などをあっさり超えた、最高の現実がここにはある。
旨いは正義。
かわいいもまた正義だ。
そして、かわいいは作れる。
いや、何の話してんねん。
それじゃあ次の男メシでまた会おう!