これから
昨日がずいぶん遠くに感じ、なにかにさよならをしたような気がする。寂しいさよならではなく光に向かって歩いていくような。昨日と同じようでいて確実に違う新しい朝。
イギリスでは起きたら雪がほとほと降ってあっという間に白い世界になった。前兆のない突然の雪が空気を透明に凍らせ、翌日2024年11月20日はなにかをベリっと剥がしたような清々しい快晴の朝を迎えた。
毎日の生活はそれでも昨日の延長にすぎず、なにも変わらないと思うかもしれないけれど、実は、一瞬ごとに違う変化が起きている。1ミリ視点を変えていけば、未来は今日と変わらぬ日々ではなく、とんでもないおもしろい場所に到達しているのかもしれない。
1年後、10年後、20年後、50年後、100年後の未来から振り返った時「あぁ、あの日から地球は変わったね。」と語られることになるかもしれない、階段の踊り場のような節目。そんな11月20日だった。今、世界で起こっていることも、注目されているあの人も、地球変革において歴史上の出来事や人物として刻まれるだろう。
そして100年後は確実に自分はもう居ないのだから、いつかでなく今日から自分の良さを最大限に活かす生き方をしていきたいと思う。残りの人生は、より自分自身になることに集中していきたい。
最近私は、毎日コツコツ人生の棚卸しをやっていた。生まれた時から10歳くくりで思い出せる可能な限りの縁した人の名を「感謝ノート」に書き出している。親から始まり、今ようやく2024年に到達し、感謝ノートに記した名前は655人目となった。多いのか少ないのかわからないが、私は1人で生きてきたのではなく確かに人によって磨かれ鍛えられ励まされ、生かされてきた。生きている限りまだまだ毎日、感謝ノートの名前は増え続けそうだ。
自分に戻り、他人の成功を喜び、できる限り他人を助ける方法を身につけながら死ぬまで生きようと思っている。