あなたの生きていく力
以前「観える方」に「あなたは強運の持ち主だ」と言われたことがある。でもその時は、そう言われたとて小さき日々の現実生活を思うと、えー?という程度のものであった。だって、私は何も成し遂げていない。悩みや失敗に囲まれ、壁にぶつかり続ける人生を歩んできただけだと感じていたからだ。
それでも、最近になって、やっとその言葉の真の意味を理解し始めたように思う。私自身は何も偉大なことを達成していないし、相変わらず「何者でもない」と感じるばかりだ。でも、気づいてみると、昔から私のまわりには常に素晴らしい人たちがいるのだ。突出した才能に満ちた友人や知人たち。彼、彼女らを尊敬し、誇りに思っている。
好奇心と高潔さ
特に、そんな人々に共通していることが一つある。それは、自分自身をしっかりと大切にしているということだ。
どんなときも、どんな環境にあっても、その人たちは自分らしさを失わない。そういう人の人生は、まるで終わりのない旅のようだ。常に動き続ける光景の中で、変化を恐れず、好奇心をサーチライトにして新しいものを探求する。
そしてその旅路の中で、唯一無二の自分を見つける。誰かを真似したり、社会の要求ばかりに合わせるでもなく、自分だけの誇り高き生き方を見つけている。好奇心と高潔さ。
今日が最後かもよ?
最近、改めて体は有限であるということに気付かされる出来事が立て続けにあった。大切な人はいつまでもそこに肉体を持っていないかもしれないんだということ。感謝を伝えられる機会はもしかしたら今日が最後なのかもしれないということ。
そんなことを考えていた折に、友だちと7ヶ月ぶりに再会する機会に恵まれた。今年また会えた友だちは生粋の旅人であり芸術家だ。彼女の人生ストーリーはまるで美しい1本の映画を観ているような気分にさせてくれる。
好奇心と高潔さ、更に、できればみんなを喜ばせたいと願っている優しい彼女。そんな彼女を見れている私よ、強運ってこういうことじゃないのさ!素敵な彼女は鏡であるということ。人生に起こること出会うすべての人が、実のところ、あなた自身の反映なのだ。それがこの世の法則である。
だから、友達の素晴らしさに感謝の気持ちを持つ時は、同時に自分自身に対する感謝の気持ちも高めていくということ。それが自分が生きていく力になると思うのだ。
自分自身に感謝するとか、自分を褒めるっていうのは苦手だと思ったあなた。そんなあなたはいい人です。だけど、自分を褒めるという事は本当に大切、それをしっかり意識してやっていくためには、自尊心と傲慢さの違いを学んでいくことも必要となる。
自尊心とは自分を大切にし、他人の意見も尊重できる健全な自己評価。傲慢さとは、自分と他人を比較し自分の価値を過大評価し、他人の意見を軽視すること。
さあ、まわりの素敵な人をよく見て。そんな人と出会えた自分を褒めてあげよう。だってあなたの意識がその素敵な人を創り出しているのだから。
海外暮らしのフウテンのような私であるので、彼女には言わないけれど密かに「これが最後かもしれない」(もちろんポジティブな明るい気持ちで!)というくらいの気持ちで、出会ってくれたご縁に手を合わせながら人生の中でのかけがえのない時間を過ごした週末だった。
日々に悔いなし!と思いながらこれからも大切な人と魂と魂で対話をしていけたらいい。
命を運ぶ
「運がいい」というのは、きっと特別な出来事や大成功を指すものではないのかもしれない。「運命」とは、文字通り「命を運んでいく」こと。
自分という魂の本質を知り、好きなことや得意なこと、そして課題や苦手なことすら受け入れて、そのすべてを旅路の指針にして進んでいくこと。それこそが、運命を輝かせる本当の「強運」なのだと思う。
いつの日か、「あぁ、本当にあの人が言っていたことは正しかったんだ。私は強運な人生を生きた」と心から満足しながら、星に還ることができたらいい。
先に旅立った人々や、今を精一杯生きている友人たちから、そんなことを学びながら、私は今日も一歩ずつ進んでいく。命を運ぶのは、過去も未来も他の誰でもない私自身だ。
先日ご縁あり、私とホロスコープが激似のユリシスさんのセッションを受けました。とっても興味深い楽しい時間を過ごさせていただきました。ホロスコープはドッペルゲンガー並だが、人生はもちろん違って、ユリシスさんは超ド級の星の専門家でその知識たるや、唯一無二の世界観を表現されている素晴らしい方です。ユリシスさんが「運命」について素敵な記事を書かれていますのでぜひ読んでみてください。