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【コラム】ナビを切って走り出そう!自由なバイク一人旅のススメ
バイクで一人旅をするとき、最初から最後までルートを案内してくれるナビは、とても頼もしい存在です。ナビの音声を頼りに進み、案内通りに交差点を曲がれば、決して迷子になることはありません。
しかし、バイクで走ることの魅力は、何と言っても圧倒的な自由感。
その土地ごとの匂いを感じ、カラダで風を駆りながら走ることは、バイク乗りだけが知る旅の醍醐味です。
時にはナビの案内から離れて、自分自身で決めたルートを、もっと自由に走ってみませんか?
1.用意しておきたいもの
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自由に走るとはいえ、土地勘のない道をノープランで進んでは、迷子になってしまいます。とんでもない道に入ってしまい、目的地や宿泊場所にたどり着けなくなっては大変です。
ナビを切る旅には、ある程度の準備が欠かせません。少なくても、以下の3つは用意しておきましょう。
1.1紙地図(ツーリングマップル)
紙地図はデジタル地図より広範囲が確認できるため、走行ルートを決めるにはとても便利です。
バイクでの旅に使う紙地図なら、やはりおすすめはツーリングマップル。
「峠はゆるやか」「2車線の快走路」など、事前に知っておきたい道路情報が満載です。
地図の著者が実際に走ったうえで記した、絶景や名物に関する一言も見逃せません。
1.2コンパス(方位磁石)
知らない道を走るとき、方向感覚が掴みにくいことはありませんか?
そんなときに便利なのが、アナログなコンパス。バイクに取り付けるコンパスは、前方の方位を表示しますので、どちらへ走っているかが一目でわかります。
1.3スマートフォンのナビアプリ&インカム
ナビを切ろうと言っておきながら、ここでナビアプリ&インカムとは、矛盾しているように思えるかもしれません。
しかし、自分がどこにいるかを把握することは、バイク一人旅の重要なポイントです。ナビアプリを用意しておけば、現在地を正確に知ることができます。
また、ひどい迷子になってしまったら、ナビを使って切り抜けるのも賢い選択。音声を聞けるよう、インカムもあるとより便利です。
2.ルート設定の4つのヒント
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行き当たりばったりの気まぐれ旅は、自由で楽しいものですが、高確率で道に迷います。
宿にたどり着けなかったり、山の中で夜を迎えたりしては一大事。旅を始める前に、紙地図を広げて大雑把なルートを決めておきましょう。
旅程に余裕を持つことは、安全運転の面からも大切です。
2.1目的地を決める
目的地を定めずに走るツーリングもありますが、疲れがたまるバイク旅では、走行距離の把握が欠かせません。
明確な目的地を決めておくことで、帰宅や宿に到着する時間、休憩のタイミングなどを掴むことができます。
2.2高速道路を使うか考える
ルート設定を大きく左右するのが、高速道路を使うかどうか。一人旅の良い点のひとつは、これを好きなように決められることです。
高速道路で一気に遠くまで抜けるもよし、まったく使わずに下道をのんびり走るもよし。目的地への到着が遅くならないよう、ピンポイントに使うのもおすすめです。
2.3道の駅を経由地にする
下道のルートを決める際、経由地として便利なのが道の駅です。紙地図にも載っており、道路にも案内板が何度か出ますので、とても分かりやすい目印になります。
全駅の取り扱いではありませんが、各駅に「道の駅切符」という記念品もあります。道すがら集めてみてはいかがでしょうか。
2.4所要時間を確認する
おおよそのルートが決まったら、ナビアプリやデジタル地図を使って、所要時間を把握しておきましょう。
目的地まで一気に検索すると、最短距離の所要時間になりますので、経由地ごとに区切って確認するのがポイントです。休憩が足りるか、どこで給油するかなどを考えることもできます。
3.一人旅に出る前に
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目的地とルートが決まり、宿も予約して、あとは旅に出る日を待つばかり。この時点でもう一度、ルートのおさらいです。最後のひと確認をすることで、さらに迷子になるのを防げます。
3.1ルートを書き出してみる
簡単で構いませんので、紙にルートを書き出してみましょう。各経由地と、そこまでに通る国道や県道の番号を、時系列で並べていきます。
これさえ頭に入っていれば、ナビの案内を聞かなくても、道路の案内標識に従って走ることが可能です。
3.2地図を眺めておく
ルートを書き出したら、あとは出発の日まで、何度か地図を見ておくのをおすすめします。道程を覚えるのではなく、ご自身が走る予定の一帯を眺める程度で充分です。
そうすることで、ルート回りの地名が、ぼんやりと頭に入ってきます。道路の案内標識を見たときに、より方向を掴みやすくなりますよ。
4.おわりに
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しがらみだらけの日常を離れ、圧倒的な自由を楽しめるのがバイク一人旅です。
走りやすいペースで走り、おなかが空いたら土地の名物を食べて、疲れたら一休み。そこで味わえる解放感は、ナビを切ることでより大きくなります。
走行ルートの準備をしっかりとして、自由な旅をぜひお楽しみください。
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![さわきゆり|ライター](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/166619742/profile_02a09dc444fc86b4cc8e732debabda87.jpg?width=600&crop=1:1,smart)