カレーラーメンの世界に迷い込んだ
結論:2大日本料理の豪華共演で身体の芯から温まる
10月から、朝晩は冷えていきました。季節は冬に向かい、寒くなると、温かい食べ物が恋しくなります。
日本食で温まる料理といえば何でしょうか?
鍋料理などもありますけど、カレーとラーメンではないでしょうか?今回は、カレーとラーメンを合わせたカレーラーメンについて語ります。
カレーラーメンとは?
カレーラーメンの定義は、「ラーメンの上にカレーをかけて食べること」とされています。カレーとラーメンという2大国民食の組み合わせは豪華です。WBC決勝の8回のダルビッシュ投手、9回大谷投手が登板するように。
室蘭カレーラーメン(室蘭市)
鉄鋼業など北海道有数の工業地帯。1980年代には、独自のカレーラーメンが食べられていました。粘度の高いカレー風味のあんかけを、昔ながらの醤油ラーメンの上に乗せます。トッピングもモヤシ、ワカメ、メンマ、チャーシューと昔ながらのラーメンを思わせます。濃厚なカレーあんかけとあっさりした昔ながらの醤油ラーメンが合わさることにより、独特の味わいになります。独特の中太縮れ麺がつながり、バラバラのようで絶妙にバランスが取られていました。室蘭カレーラーメンはラーメンを第一に考えられたデザインでした。
ミルク味噌カレーラーメン(青森市)
青森駅から徒歩10分の場所にあるラーメンの大西が発祥。札幌から味噌ラーメンを青森で販売していました。1970年代に誕生しました。当時、映画館が近くにあり、ラーメンの中にさまざまな調味料、食材を入れて食べてみるという高校生の遊びから誕生しました。SNSの普及した現代なら一歩間違えると炎上するかもしれませんが、店主も大らかでメニューとして採用して今に至ります。
味噌ラーメンに、カレー粉、牛乳を加えた、名前を聞いただけの印象は勇気あるラーメンです。味噌ラーメン、ほのかなカレーの風味、カレーと味噌ラーメンをマイルドに包み込む牛乳、中太モチモチ麺が合わさって美味しいです。トッピングは、室蘭カレーラーメンと同じく、モヤシ、ワカメ、メンマ、チャーシュー。
梅塩ラーメンなど、地元の中高生の遊びから誕生した組み合わせは、他にもありますので、違うメニューも試したいです。
三条カレーラーメン(三条市)
新潟県中央部にある三条市。終戦直後には食べられていたカレーラーメン。おそらく最も歴史のあるカレーラーメンです。
カレーうどんに近いが、スープは中華。見た目はカレーうどんに近いです。麺に合わせるように、スープはサラサラです。強い一体感が生まれ、カレーライスを食べているみたいです。麺を食べ終わった後、半ライスをスープの中に入れてカレーライスとして食べます。札幌スープカレーのように、レンゲに一口大のご飯を盛ってスープにつけて食べることもありです。
室蘭カレーラーメン、青森市のミルクカレー味噌ラーメン、新潟県三条カレーラーメン、それぞれ個性がありました。カレーラーメンは、醤油、味噌、塩、豚骨ラーメンに続く新しいジャンルとして確立する日が来るかもしれません。
営業情報
味の大王 室蘭本店
営業時間 11:00~20:00
11:00~15:00(火曜日)
定休日 木曜日
アクセス 室蘭駅から徒歩5分
味の札幌大西
営業時間 11:00~18:00
定休日 火、水曜日、12月31日〜1月1日
アクセス 青森駅から徒歩10分
大衆食堂 正広
営業時間 11:00~14:30(日祝~15:00)
17:00~21:00(月火休)
定休日 月曜日(祝日の場合、翌日)、火曜日夜
アクセス JR燕三条駅、北三条から徒歩20分