JA全農直伝の玉子かけごはんの食べ方を試した
まとめ
お米の品種の選び方から、炊き方、保存方法、アレお米に合うご当地ごはんですよ、アレンジレシピまで網羅している。
玉子かけごはんは6パターンに分けられる。
調味料×卵×米×合わせ方は自分好みでよい。
今回、参考にしたレシピ本はこちら↓
過去2回、玉子かけごはんについて語りました。玉子かけご飯にピッタリな調味料、卵を知りたい方は、下の記事をお読みください。調味料と卵について紹介していきました。
今回のテーマは、玉子かけご飯の作り方です。JA全農日本一うまい米の食べ方大全という本に従って、玉子かけご飯の可能性をさらに広げました。
お米の品種の選び方
日本ではジャポニカ米と言うモチモチの品種が主流です。寒さに強いため、主に赤道から離れている地域で栽培されています。一方、インド、東南アジアなど世界の多数派は、インディカ米。香り豊かでサラサラな品種です。独特の香りはジャスミンの花に似ており、「ジャスミン米」とも言われています。
日本のお米の品種から、あっさり系か甘い系かという「味」、もちもち系かしっかり系かという「食感」2つの視点から分かれます。チャートを用いて表現されています。チャートに従って、好きな味、食感からお米を選んで買います。味、食感によって合わせる料理も異なります。家で料理を極めたい方、飲食店でも役に立ちます。
JA直伝お米の炊き方
お米は長期保存性を保つため、カラッカラに乾燥されています。スポンジのように、たっぷりの水を吸うため、最初は水を大量に入れてすぐ捨てます。素早く捨てることにより、糠たっぷりの水を吸い込まず、糠特有の香りが米に入ることを防ぎます。
2回目以降はお米が浸るくらいの水を加えてから指を立てて優しく洗います。最近の精米技術は向上しているため、すすぎは2,3回程度で充分です。透明になるまで洗うと言いますけど、お米が見える程度で充分です。ここ10年くらい炊飯器は、浸水時間も含んでいます。通常炊きでも美味しく炊き上がります。時間あるときは、芯までしっかり浸水させると美味しくなります。夏は30分、冬は1時間程度浸水させると、よりふっくら美味しく炊くことができます。
玉子かけご飯は6種類の楽しみ方があるbyJA全農
1.全卵を入れる
頂上からかけて混ぜながら食べます。ごはんに穴を開けて流し込みます。一般的な玉子かけご飯です。
2.溶き卵をご飯になじませる
先に卵、調味料を気が済むまで混ぜてから、ご飯に合わせます。ご飯と馴染みやすく一体感が出ます。
3.白身を先に混ぜる
最初に白身をご飯と合わせ、まとわせます。ズルズル入り、サラリと優しい食感です。濃厚な黄身を絡ませて食べます。黄身の濃度によって味わいが変わります。濃厚な黄身のグラデーションを楽しみたいときにピッタリです。
4.卵黄のみ入れる
白身というクッションを加えないことにより、黄身が直接入り、クリーミーで濃厚さがより強く感じられます。ぜいたくな卵かけご飯です。余った白身は味噌汁の具にしたり、焼いたり、泡立てたり、他の料理に活用できます。
5.卵を加える前にご飯に味をつける
調味料が茶碗の下に沈みません。ダイレクトに感じられます。
6.白身をメレンゲにする
お菓子作りを楽しむ方は、ミキサーを持っていると思います。それを活用すると非常に楽です。泡だて器を使って根気よく泡立てます。新世代の玉子かけごはんです。華やかな見栄えに変貌し、白身がフワフワで繊細さも感じられます。
加熱して玉子をスフレのように固めても美味しいです。雑炊みたいに蒸すと、上は磐田宿名物のたまごふわふわみたいに変貌します。
6種類のタイプを掛け合わせたら、自分なりの理想の玉子かけご飯が見つかった!
上の6種類の玉子かけご飯のうち、1番または2番をする方が多いと思います。6種類すべて試して見つけても良いですが、掛け合わせると可能性が広がります。
十数年食べていくうちに、3番と5番の組み合わせにたどり着きました。先に調味料を加えて混ぜてから白身を入れてしっかりかき混ぜ、卵黄を最後に乗せます。卵黄は割って軽くご飯に絡ませます。その先があることを本を通じて知りました。
玉子かけご飯の可能性は無限大です。JA全農が紹介している6つの方法、こだわりの卵、好みの調味料の組み合わせにより、天文学的な料理に変貌します。みなさんなりの玉子かけご飯の楽しみ方がありましたら、コメントいただけると嬉しいです。