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冷たい温泉でリフレッシュしてきた
結論
最初はプールかと思うほど冷たく感じるが、時間が経つにつれてポカポカ温まる
時間を忘れて無心になることができ、アイデアも自然と降りてくる
継続して入浴しないと、本当の良さは分からない
温泉とは?
温泉法によると、温泉は、水温25℃以上かつ、一定量以上の成分を含んだ湧水を指します。温泉法の定義にある湧水は地中から湧き出る温水、鉱水、水蒸気、ガス(炭酸水素を主成分とする天然ガスを除く)のことを指します。
温泉は、温度によって細分化され、25〜34℃は低温泉、34〜42℃は温泉、42℃ 以上は高温泉と呼ばれています。ちなみに、25℃未満は冷鉱泉と呼ばれています。
今回は、源泉かけ流しで低温泉を楽しみました。
ぬる湯(低温泉)の入浴方法
ぬる湯で特に効果が期待される入浴法は、温冷交代浴です。温冷交代浴とは、温かい温泉と冷たい温泉を交互に入る方法です。温めて血管を拡張させ、冷まして血管を収縮させることを繰り返すことにより、血流がポンプのように改善されます。ポンプによって血流が押し出されるように改善され、疲労物質を追い出す効果が期待できるため、運動直後が特に有効です。
冷たい温泉に15〜20分程度浸かり、40℃ 前後の温かい温泉に3分浸かることを4回繰り返します。最後は温かい温泉で終えると、湯上がりもしばらくポカポカが保たれ、気持ちよくお風呂から上がれます。
38℃未満の温湯に入ってじわじわ温まることにより、自律神経のバランスが整い始め、次第に副交感神経の働きが強くなり、リラックスできます。副交感神経は、精神面でブレーキの役割を果たし、免疫細胞も活性化し始めます。体温との温度差は小さいほうが湯冷めしにくいため、ぬる湯のほうが実は暖まります。
山梨県正徳寺温泉「初花」
春日井駅〜山梨市駅間の山梨市の桃畑に囲まれた場所にあります。元々、ウナギの養殖をしていたオーナーが井戸を掘ってみたら、温泉が湧き出てきたことから、温泉施設が誕生しました。
pH9.3の高アルカリ泉で琥珀色のお湯、34℃のぬるゆが特徴です。お湯が琥珀色の理由は、モール泉という泉質にあります。モール泉は、石炭が生成されるときにできる泥炭、亜炭層(石炭に成りかけ)から植物プランクトン由来の有機物を多く含んでいます。皮脂は弱酸性のため、中和してアカなどが取り除かれ、美肌効果も期待できます。
山梨市駅で自転車を借りて行きました。サウナ、水風呂、加温した41℃の温泉もあります。
桃畑に囲まれた温泉
特に、桃の季節に行くと観光も楽しめます。桃の花が咲く4月前半、桃が食べられる6月下旬〜9月上旬が山梨の桃のシーズンです。付近には、桃のスイーツで有名なラ・ペスカがあります。
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桃のスイーツが味わえる夏は、9時までにラ・ペスカに一度来店して、予約を抑えます。午後まで待つことになったのであれば、待ち時間の間、差出磯大御嶽神社で参拝したり、万力公園やフルーツ公園に行ってから、初花に行って食事を楽しみ、温泉に浸かり、心身リフレッシュすることもオススメです。
館内は3時間の時間制です。ただし、食事も利用すれば、30分延長できます。食事は鰻を中心に温泉を使った湯豆腐や自家栽培の野菜など和食が食べられます。
しかし、今回は、近くにあった吉田のうどんのお店、たけ川うどんで食事を済ませました。
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山梨県の桃の話について、詳しくはこちらをお読みください。
畑毛温泉
畑毛温泉は、伊豆半島の付け根付近にあります。畑毛温泉は、平安時代末期、源頼朝が軍馬の療養を行ったとされています。江戸時代から湯治場として親しまれていました。与謝野晶子も入浴したと言われています。
最寄りは函南駅です。事前に伝えると、函南駅から送迎の対応もしていただけます。今回、行きは韮山で観光してから訪れたため、バスを利用しました。江川邸から伊豆箱根バスで終点奈古谷温泉まで行き、徒歩15分。
住宅に囲まれた場所に誠山という宿がありました。
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誠山で一泊してきた
宿の一室に引きこもって集中して執筆がしたい。
上記の理由で、誠山に一泊しました。
今回宿泊した和室は、一人で宿泊するのはもったいないくらい広々としていました。部屋には、非日常を味わうため、テレビがありません。本棚に本がズラリと並んでおり、読書に没頭できます。読みたい本が多すぎたため、1泊では足りません。部屋に引きこもって執筆と読書に勤しみました。
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チェックインを済ませ、部屋に荷物を置き、夕食までの時間、温泉に浸かりました。浴槽は、30℃、35℃、41℃の3種類のお湯があります。30℃は源泉かけ流し、35℃、41℃は加温しています。最初に30℃のぬる湯に10分入り、41C に5〜6分入ります。これを2回繰り返して最後にぬるゆに入ります。
身を清めてから、30Cの源泉は、最初、プールのように、ひんやりしていました。しかし、伊豆石でできた浴槽に手を当てると温かみを感じられました。慣れてくると不思議とちょうどいい温度に感じられます。のぼせることがなく、時間を忘れて入浴できます。交互で41℃の温泉にも入りました。普段なら、ちょうどいい41℃のお湯も、不思議と熱く感じられました。
無心となって温泉に没頭し、上がる頃には1時間も経っていました。ずっと入浴していたら、連泊したくなる意味がわかりました。
お風呂上がりの夕食。メインはすき焼きでした。煮魚、静岡名産、黒はんぺん、わさび漬けもついています。刺身、前菜などバラエティ豊富な食事を堪能しました。
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食後、読書と執筆に集中し、熟睡。翌朝7時、朝風呂でも温泉に浸かりました。朝風呂のあとは朝食。手作りのパン、ヨーグルトを中心にした軽めの朝食でした。10時、チェックアウトを済ませて送迎の車で函南駅へ向かいました。非日常を味わうとともに、生活も整います。
1日ですべてを味わえない温泉
自然由来のものは、1日では効果が分かりません。ひたすら入浴して3日目から腰痛などに効果を感じられたという話を聴きました。
地球の歩き方日本編によると、現在のような短期間の温泉旅行は江戸時代後期になってから始まりました。箱根湯本で伊勢神宮参拝帰りの客に寄ってもらい、お金を落とさせるための作戦として誕生しました。しかし、湯治は、1〜3週間しないと効果が得られないと考えられています。
1日でわかるということは、今までがいかに悪かったかがわかります。継続することにより、良さが分かるものです。
公式ホームページ
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