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伊豆の冬の豪華な海の幸
今回は、伊豆半島の冬の海の幸の特集。冬が最も美味しい、キンメダイ、伊勢海老。日本一の漁獲量を誇る伊豆半島。その、キンメダイ、伊勢海老の魅力についての伝えます。
キンメダイ
大きい目が金色に光ることから、キンメダイと呼ばれています。真っ赤な身体もチャームポイント。
伊豆半島、房総半島、伊豆大島付近で特に穫れます。漁獲量は伊豆半島東部にある稲取港が日本一です。稲取港で水揚げされるキンメダイは、「稲取キンメ」というブランド品。日の出から漁に出て、獲れたら船上で水氷保存し、夕方までに稲取港へ戻るため、稲取のキンメダイは、高品質、高鮮度が特長です。
特に、冬の産卵前に穫れるキンメダイは、脂がのっていて絶品。稲取では12月~2月が旬です。
キンメダイ料理は、一般的に煮つけが定番ですが、新鮮なキンメダイを味わえる稲取では、刺身、しゃぶしゃぶ、なめろうなど、生でいただくことができます。
稲取の朝市(港の朝市)
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伊豆稲取駅から徒歩5分。
毎週土日、祝日の8:00~12:00に東伊豆町役場駐車場で行われている朝市。
朝市では、稲取で採れた農産物や和菓子、グルメなどを楽しめます。オススメは、稲取キンメを使った料理。
冬には様々な品種のみかんが揃い、試食できるお店もあります。甘さと酸味のバランスなど食べ比べしてお気に入りのミカンを探すことができます。
さらに、和菓子も販売してます。ニューサマーゼリーがオススメ。
キンメまん
煮つけまんと味噌煮込みまんの2種類。
テイクアウトで食べられ、250円で食べられるのでリーズナブルです。甘辛い煮つけで一度食べるとハマります。
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キンメの釜飯
朝市で密かに人気のキンメの釜めし。千切りゴボウ、ニンジンをトッピングに、キンメの切り身がのっています。キンメのあら汁付で700円で食べられます(2021年2月当時)
炊きあがるまで10分待ちます。炊き立ての釜めしは、おこげも香ばしく、キンメとご飯の一体感と脂ののったキンメを楽しめます。
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なぶらとと
長蛇の行列もできることがある人気のキンメダイ料理専門店。著名人のサインもたくさん見られ、多くの人々がキンメダイを求めてやってきます。
炙り丼、煮つけなど様々なキンメダイ料理が食べられます。
今回、注文したものは、なめろう、キンメダイのしゃぶしゃぶ。
キンメダイのしゃぶしゃぶ
旬の野菜とともに出てくる大きなキンメダイの刺身。昆布入りの鍋に10秒ほどくぐらせ、だいだいのポン酢につけると、脂が口の中で広がります。
軽く色が変わる程度にすることで、刺身のコリコリ食感も楽しめます。昆布だしにくぐらせることによって適度に脂が落ち、白身の旨味も感じられます。
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なめろう
なめろうとは、魚を味噌、日本酒、薬味とともに包丁で粘りが出るまでたたいた料理。まさに、魚のユッケ。
ちなみに、なめろうを焼いたものがさんが焼き。いわゆる、魚のハンバーグ。
なめろうは、味噌の甘みを強く感じ、玉ねぎ、ショウガなど薬味の食感もアクセントになっています。
ワサビをつけると、ツーンと鼻に突き刺さり、さっぱりした風味に変わります。
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伊勢海老
三重県、愛知県に面している伊勢湾で多く獲れたから、お祝い事の食事の常連として伊勢神宮と結びつけられたから伊勢海老と名付けられたといわれています。岩礁を住みかとしています。
伊豆半島では、下田市、松崎町、南伊豆町など南西部の岩礁の多い地域でよくとれます。南伊豆町にある子浦港では、1863年に江戸幕府14代将軍徳川家茂をもてなすために将軍鍋の具材にもしていました。9月下旬~翌年5月中旬に漁が可能。冬が最も美味しいです。刺身、塩焼き、天麩羅などで調理されます。
刺し網という、カーテンのような横長で、細い糸の網を伊勢海老の群れが集まりそうな場所に夕暮れ時に設置して未明に引き揚げて漁をします。網にかかった伊勢海老を回収します。
今回は、下田駅から徒歩8分のところにある「いず松陰」で伊勢海老茶碗蒸しを食べました。身がプリプリです。
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店舗情報
稲取の朝市
伊豆稲取駅から徒歩7分、東伊豆町役場駐車場
毎週土日、祝日の8:00~12:00
なぶらとと
営業時間 11:00~15:00
定休日 毎週月、火曜日
いず松陰
営業時間 11:00~20:00(平日、14:00-17:00 close)
定休日 無休
まとめ
冬の伊豆の海の幸と言えば、キンメダイ、イセエビ。
伊豆半島東南部の稲取の朝市で購入できる朝食にぴったりのキンメの釜めしとあら汁、キンメまん。
稲取港近くのオススメのキンメダイ料理のお店2選、「魚八寿司」、「なぶらとと」
伊豆半島南部の下田、南西部の松崎では、伊勢海老が名物。今回は、「いず松陰」でいただきました。
オススメのお土産
急速冷凍で鮮度をキープ。長期保存も可能で、プリプリの身と甘味を感じることができます。刺身だけではなく、殻ごと味噌汁に入れたり、焼くのもありです。贅沢にてんぷら、エビチリのエビに使用してもよいです。
稲取の朝市、漁港近くの産直、伊豆半島のお土産売り場で見かけます。これ一本あるだけで、甘辛系の料理がなんでもできる万能調味料。キンメダイだけではなく、サバなど様々な魚の煮つけ、豚肉を焼いてタレを絡めてごはんにのせて豚丼を作ったり、料理のバリエーションが広がります。
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参考文献
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