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【おにぎりの日2024】おにぎりが、北海道の駅と2000km先をつなげていた!

まとめ

  • 名古屋育ちのおにぎりが、釧路駅ナカのおにぎり屋さんでも1番人気になっている。

  • 沖縄出身のおにぎりが、札幌駅直結の地下街にある、おにぎり屋さんでも食べられる。


おにぎりの日

6月18日は、おにぎりの日。弥生時代の遺跡から、2000年前に食べられていたおにぎりの化石が見つかったことから、石川県中能登町(当時の鹿西町)によって制定されました。

おにぎりは、2023年の今年の一皿に選ばれたり、海外から訪れたお客さんの間にも広まっています。

noteでおにぎりといえばハスつかさんが、真っ先に浮かびます。ハスつかさんは、2024年4月23日放送のマツコの知らない世界にも出演されており、おにぎりに対する熱量を感じたと同時に「継続は力なり」を実感しました。

2023年は、札幌市の人気おにぎり店、2022年は、宮崎県で誕生したおにぎりについて、語りました。詳しくは、下の2本の記事をお読みください。

2024年のおにぎりの日のテーマは、「土地と土地のつながり」

2024年のおにぎりの日は、北海道の街と、北海道以外の街をつなぐツールとして、おにぎりを語ります。一見、つながりが感じられない2つの場所が、実は、おにぎりによって、つながっていました。

釧路駅=ばんばん

釧路駅は道東地方の玄関口です。札幌、帯広方面へ行き来する特急おおぞら、オホーツク海側の網走市、日本最東端の市、根室市と一本でつながっています。

釧路駅構内には、2024年5月当時、おにぎり屋さん、カフェ、ベーカリー、お土産屋さんがあります。かつて、釧路駅の地下には、デパートがありました。しかし、2004年に閉店しました。現在は、ホーム側の名残があります。

釧路駅ビルにあるおにぎり屋さん「ばんばん」

釧路駅で降り立ち、改札を出て左に曲がり、通路を進みます。お土産屋さんの隣に、おにぎり屋さん「ばんばん」があります。どんどんには、ツナマヨ、明太子、おかか、昆布などおにぎりが全部で10種類あります。味噌汁、お茶もあり、お湯を注ぐと味わえるシステムです。おかずもそろっており、イカリング、フライドチキン、ザンギ、タラフライが販売されていました。1品300円払えばお釣りが出るほど安いです。

釧路駅から1800km先の津市生まれ名古屋育ち天むすが1番人気

現在では名古屋名物の一つとなっている「天むす」。名古屋に行ったとき、電車旅のお供として買います。しかし、天むすは、釧路駅から約1800km離れた津市の生まれです。

天むすは、三重県中部の津市で創業した「千寿」で1959年誕生しました。元々天ぷら定食を出すお店でした。天ぷら屋さんとしても繁盛していました。そのため、お店のランチの時間がありませんでした。サッと食べられるように、店主の奥さんが車海老の天ぷらを入れたおむすびを用意したのが、天むすのはじまりです。

津市の千寿の天むすが気に入った方が、天むすの作り方について教えを請けて、名古屋市大須にお店を出しました。名古屋は、日本三大都市で、全国に知名度のある芸能人も仕事で多く訪れます。芸能人の間で評判になった結果、さまざまなメディアに取材され、全国に広まりました。

ばんばんの天むすを食べた

ばんばんの天むすは、ラップに包まれていました。醤油ベースの甘辛いタレで味付けしたご飯を握り、小ぶりのエビの天ぷらを乗せ、海苔で巻いていました。エビの天ぷらは衣は厚く、塩味も感じられました。炊き込みご飯は、甘辛いです。釧路駅に戻ってもう1個注文したくなるほど美味しい天むすでした。

札幌駅=おにぎりのありんこ

札幌駅は、北海道のターミナル駅です。北は旭川、稚内、南は室蘭、函館、西は小樽、ニセコ、東は帯広、釧路を電車1本で結びます。7年後の2031年3月には、北海道新幹線が札幌まで延伸される予定です。2024年5月に行ったときは、北海道新幹線を迎えるため、札幌駅の再開発が行われていました。

おにぎりのありんこ

おにぎりのありんこは、1980年札幌市で創業した、おにぎり屋さんです。2024年6月18日時点で、札幌市に7店舗、仙台市、さいたま市浦和区、名古屋市にもお店があります。1年ぶりに訪れました。

18種類のおにぎりの中から選びます。1年前は、1番人気のかつおチーズを食べました。

注文を受けてから、一つ一つ握ります。ほっかほっかの状態で握るできたてのおにぎりが至高です。さらに、レギュラーサイズでも茶碗1杯分、ジャンボサイズは茶碗1.5杯分あり、1個だけで満足できます。イートインでは、具沢山の豚汁も楽しみの一つです。

札幌駅から2300km先の沖縄出身ポークおにぎりが食べられる

ポークおにぎりは、沖縄県で食べられているおにぎりです。札幌から那覇まで2300kmにつながっています。ポーク缶(スパム、ポークランチョンミート)を薄切りにして両面焼いたもの、玉子焼きを真っ白なおにぎりの上に乗せて、海苔で包みます。ハワイの「スパムおにぎり」がルーツと言われています。沖縄県のコンビニでも販売されています。

ポーク缶は、沖縄では普及し、世界有数のポーク缶の消費地になっています。焼いたポークと玉子焼きを組み合わせたポーク玉子は、朝食の定番です。沖縄料理の定番の一つ、チャンプルでも、ツナ缶かポーク缶、どちらを入れるか迷わせるほどかかせない存在になっています。

ありんこのポーク玉子おにぎりを食べた。

ありんこのポーク玉子おにぎりは、大きいです。大きく「あ」の口をしてから、入れます。玉子焼きの甘さ、ポークのしっとり食感、ジャンキーな香りに惹きつけられました。

2024年のおにぎりの日は、街と街をつなぐおにぎりについて、解説しました。おにぎりは、人々だけではなく、土地と土地をつなぐ不思議な食べ物だなと感じさせました。


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たびてく@一人旅ガチ勢
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