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1日で比較できる札幌と長野の味噌ラーメンの違い
札幌のラーメンといえば、味噌、長野県の名物といえば、信州味噌。「札幌と長野の味噌ラーメンの違いがある。」と仮説を立てました。長野県中部にある松本市と札幌市はそれぞれ空港があり、1時間半程度で行くことができます。
今回は、松本駅周辺で味噌ラーメンを食べてから飛行機で札幌に向かい、札幌に着いてから味噌ラーメンを食べて味の違いなどを調べました。
松本駅に到着
松本市の鉄道の玄関口。中央本線特急あずさ、しなのが通り、名古屋、東京からのアクセスがよい場所です。駅ビルもあり、りんごを使ったお菓子や七味唐辛子など長野県のお土産を購入できたり、信州蕎麦、山賊焼などレストランでグルメも堪能できます。駅の向かい側にバスターミナルがあり、上高地、飛騨高山への観光の拠点にもなります。今回は、バスターミナルから松本空港へ向かいました。
松本で味噌ラーメンランチ
松本駅周辺で人気のラーメン店、佐蔵で食べました。開店前から行列ができていました。味噌ラーメンが看板メニュー。ラーメンは、濃厚な甘みを感じました。
松本市のある長野県の名物といえば、信州味噌。信州味噌は、武田信玄が信濃へ進出したころには、作られていました。戦国時代、味噌は栄養豊富で保存性のよいことから、戦のときの食糧として重宝され、武田信玄も推奨していました。長野県は年間通じて涼しく、湿度の低い内陸性気候が味噌づくりにぴったりな土地でした。関東大震災により、救援物資として味噌を送ったことがきっかけで信州味噌が関東にも広まりました。
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信州まつもと空港を出発
佐蔵でラーメンを食べたあと、松本駅前の通りを挟んだ場所にある松本バスターミナルから、バスで30分(片道650円)かけて、松本空港へ向かいました。長野県の空の玄関口が松本空港。標高658mのところにあり、日本で最も空に近い空港です。札幌、大阪、神戸、福岡を結びます。松本空港は、こじんまりとした空港でした。お土産売場があり、長野県の土産もそろいます。松本空港から北海道へ、丘珠、新千歳の2つの空港に行くことができます。丘珠空港は4月~10月限定で運行しています。
昼食とってから北海道へ行く場合、丘珠空港がぴったり。北海道に長く滞在したい場合は、新千歳空港がオススメです。
丘珠空港の方が最安値の席は2000円ほど安いです。さらに、札幌駅も丘珠空港の方が徒歩20分かけて地下鉄栄町駅へ乗り換える場合、250円、新千歳空港から札幌、小樽直通の快速エアポートに乗ると、札幌駅まで1150円かかります。丘珠空港を利用した方が900円お得です。さらに、徒歩で行ったとしてもJR札幌駅まで10分ほど早く着きます。しかし、安く行くためには、30分ほど歩く必要があります。
松本→札幌
松本空港はJALが撤退してから、FDAが就航しています。FDAの魅力は、カラフルな機体。何色の飛行機に乗ることができるかワクワクします。今回は、緑色の機体でした。
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飛行機を使った移動は、上空からの景色も醍醐味です。今回は松本から西側の景色の見える席がとれました。北アルプス、松本盆地、松本空港の全貌が広がりました。松本地域の特徴は、南北に盆地と山脈の景色が広がることです。フォッサマグナに沿って平地が広がっているように見えました。東側であれば諏訪湖が見えたかもしれません。
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当時は、春から夏へ季節が移り変わるころ。雪化粧した北アルプスを間近で観ることができました。北アルプスの東側を沿って、糸魚川から日本海へ抜けました。しかし、あいにくの曇り空のため、日本海へ抜けてから景色が見えません。
1時間ほど走り、札幌市付近で再び景色が見えました。一度、丘珠空港を通過して石狩湾に抜けてから進路を変えて着陸体制になりました。石狩川の蛇行がよくわかります。石狩湾新港の石油備蓄基地など産業も推測できます。
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北アルプスについてこちらをお読みください。
丘珠空港に到着
1時間半で到着。新千歳空港のようにさまざまなお店があるわけではなく、松本空港のようにこじんまりとした空港でした。札幌の歴史を知ることができるパネル展示がありました。丘珠空港は、札幌の空の玄関口で、釧路、函館など道内を結ぶ航路が中心です。本州とは、三沢(青森県)、松本、小牧(愛知県)と結ばれています。
空港を出ると、松本よりも涼しさを感じました。丘珠空港から徒歩20分のところに札幌市営地下鉄南北線の始発、栄駅があります。丘珠空港は陸上自衛隊丘珠駐屯地の飛行場のため、空港を出て5分のところには、自衛隊の寮がありました。
今回は地下鉄ですすきの駅まで向かいました。ちなみに、栄町駅からさっぽろ駅までは、250円で行くことができます。しかし、大通駅から290円に変わります。
タクシー、バスでも札幌駅まで行くことができるため、札幌駅までのアクセスが便利です。
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夕食は札幌で味噌ラーメン
すすきの駅4番出口を出ると、すぐ、さっぽろ名所新ラーメン横丁、元祖さっぽろラーメン横丁の2種類があります。それぞれ、別の企業が運営しています。今回は、さっぽろ名所新ラーメン横丁を訪れました。すすきの駅から1分で行け、昔ながらのネオンの看板が印象に残りました。
具のたっぷりな味噌汁のような深みのあるスープのお店もあれば、味噌などの甘みを感じるお店もあり、お店によって食べ比べても味が異なりました。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
1日あれば、松本と札幌で味噌ラーメンの食べ比べができます。地域よりもお店に寄る味の違いが大きかったです。特に人気のあるお店は、甘く濃厚な味やメイラードによる香ばしさを感じました。現代のトレンドだと思います。
普段利用する空港ではなく、あえて地方の空港を選んで待ち時間に観光も楽しむ。そんな旅もいいと思いました。
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