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釧路の蕎麦は緑色らしい。

結論

  • お店によって噂の真相は分かれる。

  • スーパーマーケットでは緑色の蕎麦も購入できる。

  • 釧路市は、東家系列の影響により、蕎麦屋さんがラーメン屋さん並みに多い。


釧路は蕎麦の街でもある

釧路グルメといえば、釧路ラーメンとザンギを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?実はお蕎麦屋さんも多いです。釧路そば商組合によると、お蕎麦屋さんの数は、50店舗ほどあると言われています。

釧路市で蕎麦屋が多い理由

釧路市は、東家というお蕎麦屋さんの製法を引き継いだお店が多いです。東家は1897年に小樽で創業した老舗です。1912年、釧路に進出しました。1927年、2代目が隠居するために、春採湖に屋敷を建てました。しかし、蕎麦への情熱が冷めきらず、屋敷でお蕎麦屋さんを営業しました。建物だけではなく庭園を含めて竹老園総本店として創業しました。

100年近くかけて、東家の伝統を引き継ぎ、暖簾分けされました。釧路を中心に東家系列が広がっています。営業時間、メニューなど、系列によって違います。

例えば、総本店は、夕方17時頃、閉まるのに対し、北大通東家など、繁華街では夜21時頃まで営業しているお店もあります。

釧路の蕎麦は緑色らしい

図書館で読書をしていると、「釧路の蕎麦は緑色らしい。」という噂を目にしました。蕎麦が緑色の理由は、麺をクロレラで着色し、新そばの色を表現するためと言われています。クロレラを入れても蕎麦の風味は変わりません。緑色の蕎麦は、道内各地のスーパーマーケットでクロレラそばを買うことができます。お土産にもぴったりです。緑がかった蕎麦は薮蕎麦と呼ばれています。

一方、クロレラを入れないお店もあります。白い蕎麦は更科、生蕎麦、二八そばと呼ばれています。

釧路市は、かしわそばが名物

釧路市の名物の一つが、かしわそばです。かしわとは、鶏肉のことを指します。鶏肉を開くと柏の葉の形に見えることから、柏肉と名付けられました。江戸時代まで続いた食肉禁止時代、肉をこっそり食べるための苦肉の策でもあります。動物に植物の名前を当てはめてごまかしていました。

今回訪れた釧路駅前の東家は、白い更科そばでした。蕎麦と言ったら、麺のコシだと思います。冷たい鶏せいろそばを注文しました。シメは蕎麦湯で温まります。コシのある麺、濃いめのつゆ、粘度高めの蕎麦湯でした。鶏せいろは、鶏がふんだんに入っていました。生姜、天かす、ネギ、からしがトッピングにつきました。おみせによって、かしわ抜きもできます。

釧路市の蕎麦が緑色の理由は、新蕎麦の色を表現するためでした。しかし、お店によって、緑色に染めたり、白い蕎麦を提供していることが分かりました。 

今回行ったお店は、白い更科そばでした。かしわそばを食べました。かしわ抜きもできるお店もあります。

釧路市のグルメと言えば、ザンギ、釧路ラーメン、炉端焼き、スパカツがあります。蕎麦も1つの選択肢として候補に入れていただけると、嬉しいです。

参考文献


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たびてく@一人旅ガチ勢
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